8月4日(金)トワグリュ シェフ 三鶴やすともさん

4年前に熊本に戻ってきたという三鶴やすともさん。

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この仕事を始めたきっかけは親の代から洋菓子店を営まれていて、
長男だった三鶴さんは自然とこの道を選んでいたそうです。
 
高校卒業後、東京のお菓子の専門学校へ進学し、
そのまま東京で就職。その後フランスへお菓子の勉強に行き、
また、東京に戻り仕事し、その後、熊本に戻ってきた三鶴さん。
 
4年間、東京の有名店で修業し、
一社会人として色々学んだという三鶴さん。
 
フランスへは24歳の時から3年半滞在し、
お菓子の勉強をされたそうで、若かったから
チャレンジできたことがたくさんあり、
技術的な面より、精神力が成長したそうです
 
現在は熊本のお店でお父さんと一緒に
仕事されているそうで、味はもちろん、
見た目の部分もとてもこだわっているそうです。
 
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お菓子を作るのは自分の仕事だけど、
コンク-ルは、自己表現が出来る場所と考えている三鶴さん。
 
どうしても一位を取りたいと思い
20代、30代にはまってチャレンジしたそうで、
2~3か月に1回のペースで参加し、
見事「ガレット・デ・ロワ」の国内コンクールで優勝。
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「ガレット・デ・ロワ」はフランスの伝統菓子。
1月になるとフランスのお菓子屋さん、
パン屋さんで売られていて、家族みんなで食べる、
日本のお正月のお餅やお雑煮のようなもので
パイ生地にアーモンドクリームが入ったシンプルなお菓子で、
中にフェーブという陶器の人形が入っていて、
切り分けて配った時にそれが入っている人が当たり。
一年の運試しとしてみんなでワイワイ楽しむものだそうです。
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国内で優勝するとフランスでの大会にも参加でき、
最初のチャレンジでは自分の目標としていた順位に
入れ無かったという三鶴さん。
 
熊本に戻りお店にも慣れた頃に、再びチャレンジし、
国内で再度優勝し、参加したフランスでのコンクールでは、
前回よりもいい結果が残せたそうです。
 
フランス大使館で多くの著名人の前で披露したこともあるそうですよ。
 
今後の目標は、この「ガレット・デ・ロワ」を
もっと熊本に浸透させ、お正月には「ガレット・デ・ロワ」という
文化を根付かせていきたいそうです。
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また、九州パティシエプロジェクトという
九州の農産物を使ったお菓子を作り、
もっと世界にアピールしていこうという
チームにも参加されているそうで、
この取り組みがこれから面白くなりそうとのことでした。
 

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Program info

熊本市中央区安政町にあるサテライトスタジオ「ZERO」。
金曜日の夜、第一線で活躍する様々な人たちが集まり、ゼロから広がる無限の可能性を求めて、クリエイティブな会話が行われます。
今回はどのようなケミストリーが生まれるのでしょうか・・・