1月5日(金) 浪花屋本店 代表・7代目 古庄智子さん
大津町にある浪花屋本店 代表の古庄智子さん
伝統のお菓子、銅銭糖で有名なこの店の7代目です。
銅銭糖は外側が餅粉と砂糖の落雁菓子。
スタジオには大津町で取れた金柑を白あんの中に練り込んだ
「きんかん銅銭糖」をお持ちいただきました。
創業はなんと今から160年以上前の安政の時代で、
初代創業者である藤次郎さんが当時の旅人が持ち歩く
銅銭を50枚束ねた形から着想を得て、
その通貨の真ん中に餡を詰めた形のお菓子を
考案し銅銭糖が誕生しました。
元々は自動車整備の会社に26年間勤めていた智子さん。
この仕事を継ぐことを決めたきっかけは
6年前にお義母さんからこのお店を閉めるという話をされ、
大津町の文化でもある銅銭糖の発祥の店を閉めるのは
もったいないと思い、継ぐことを決意したそうです。
若い人たちにも食べてもらえるようにと、
2年前に「きんかん銅銭糖」と「いも銅銭糖」の2商品。
包装まで完全に手作りなので、
お義母さまと二人で頑張っても一日に作れるのは900本だそうです。
甘さも控えめなので上品な味わいが魅力だそうで、
出来立ての柔らかいうちに食べるのがオススメ。
日本茶はもちろんですが、紅茶、コーヒー、牛乳などと
一緒に食べてもに合うそうです。
道の駅大津に週2回配達されているほか、
昨年の12月にお店もリニューアルしたそうですので、
ぜひ一度、大津の伝統の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?