3月2日(金) くまもと城下町古町案内人 瑠璃さん
今回はタンクマ編集企画部の大瀬さんと一緒に、
くまもと城下町古町案内人の瑠璃さんにお話を伺いました。
ザ・和服美人な瑠璃さんはご自身で着付けもなさり、
アクセサリーはヨーロッパのビンテージ物という和と洋が見事に融合されたスタイルです。
本業は声楽家マネージメント、コンサート企画演出、MCもこなす才女で、
現在ボランティアとしてくまもと城下町古町案内人や
COCOSA3階にあるDramatique curiosité のお手伝いもなさっています。
幼い頃からフランス語に慣れ親しんでいた瑠璃さんは
一時期日本が嫌いだったという理由でフランスへ留学しますが、
フランス人から日本の事を知らないと指摘され、それから日本の文化を勉強するようになり、
結果日本が好きになったそうです。
東日本大震災で家族や親戚の大切さを実感して、
すべての仕事を辞めてお母様の故郷熊本にいらっしゃいました。
熊本地震も経験なさいましたが、
熊本の復興を自分の目で見て加勢する為にボランティアで復興活動も行なっています。
熊本の古町に惚れ込み、この町の良さを世界中の人に案内したい!という気持ちから
上村元三さんの教えを受けて、今では熊本県内のお客様や外国からの観光客に古町の魅力を伝えています。
お祖父様がクラシカルパンツ(褌)を愛用している事がきっかけで、
今では瑠璃さんが褌作家としてもご活躍です。
現代風にアレンジされた色味が素敵で、
今年のラッキーカラーである紫を使用した褌も見せていただきました。
熊本の文化を培って来た先輩達への恩返しを込めて、これからは若手の育成にも興味があるそうです。
案内人をつけたほうが古町の魅力がより伝わるそうですよ。
人が好きで、一期一会を大切にすることで毎日幸せを実感するという瑠璃さんが"ZERO"になれる瞬間は、
帰宅して一杯の珈琲を淹れるとき。
珈琲と対話すると珈琲豆が話しかけてくれるそうで、泡や蒸らし、お湯加減は哲学的なのだそうですよ。
「全てのことに意味がある」とお話しになる瑠璃さんはキラキラ輝いて見えました。
そんな瑠璃さんはタンクマ3月号の表紙を飾っていらっしゃいます。
ぜひとも和服美人な瑠璃さんをご覧ください。
Sakiko Yoshimoto