3月30日(金) らぁめん臨機 中川原堅一郎さん

今回タンクマ編集企画部 チーフの羽田野宗朗さんと一緒にZEROのスタジオでお話を伺ったのは、
「らぁめん臨機」の大将で、ラッパーでもある中川原堅一郎さんです。
 
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子飼商店街にあるラーメン屋さんで、鯛と鮪の頭から出汁をとる魚の旨味たっぷりのあっさりスープが
自慢の鮮魚系醤油ラーメンです。
エスニックなメニューもあるので、インドネシアのお客さんなどにも喜んでもらえているそうですよ。
新しいメニューが出来るとFacebookで名前を公募して、
例えば「トマート・デ・ニーロ」と採用されたラーメンもあるから楽しいですよね!
 
以前タンクマで熊本復興の意味を込めて熊本の食材を使った変わり種ラーメンを考案した時は、
辛子蓮根をアクセントにカルボナーラ風のラーメン「コラボナーラ」を誕生させ好評だったので、
この冬に復活予定なのだそうです。クリームと味噌が合うだろうし、気になるメニューです。
夏は冷やしラーメンの「LL COOL麺」を食べてみたい〜〜!
 
 
中川原さんは子飼商店街の活性化のために、閉まっている時の店舗のシャッターにアートを描く
取り組みもなさっています。最近TVでも何度か取り上げられていましたね。
商店街の組合の皆さんとコンセプトを決めて「元気と笑顔」、そして「赤」としました。
2週間の制作過程ではアーティストとお店の人同士がコミュニケーションをとりながら
制作が進んでいきました。4つのシャッターアートの一つにはゴジラが描かれています。
これはBrakichi(ブラキチ)さんの作品で、元々はお肉屋さん都一の大将のリクエストでした。
日曜日の子飼商店街はシャッターが閉まっているけれど このシャッターアートを撮影しに
人が集まるような場所になって欲しいそうです。
(実際に日曜日に出向きましたが、若い女性がカメラで街並みを撮影していました!)
 
 
らぁめん臨機はお昼11:30〜15:00まで&夜は17:30〜22:00まで営業。
お休みは水曜日と第3木曜日です。
昭和レトロな街並みにあるエスニックな店構えですぐに分かりますよ。
 
 
そしてラッパーとしての顔ももつ中川原さん。
音楽の原点は1993年に熊本で結成したラップグループ「BUDDY」。
当時全国的にみてもラップやヒップホップで活動しているグループは少なかったと思います。
さすが、熊本の”わさもん気質”です!
熊本のアーティストとも交流は深くて、まむしMC'sや餓鬼レンジャーなど。
餓鬼レンジャーのポチョムキンさんとはDOSMOCCOS(ドスモッコス)としてアルバムを3枚リリースしています。
そして今はBOOMDIGI(ブンディギ)としての活動も。
メンバーは女性ボーカルのBENG-TENGさんとDJ/TRACKのEL SHIRANUI、そしてKEN-VOLCANOこと中川原さん。
お祭り要素満載であり、濁音豊かな熊本弁をラップに乗せるスタイルです。
(昨年ライブステージを拝見しました。お客さんをグワーーーッとあげるスキルが凄かったです!)
BOOMDIGIの「Ho!」、一度チェックしてみてくださいね。
 
1993年に熊本でヒップホップを始めて、その後1997年に上京した中川原さん。
当時、東京西永福にあった「臨機」のオーナーさんがあの久保田利伸さんと仕事をしていたというから驚きました。
久保田さんも「らぁめん臨機」をオススメしてくださっているそうです!
そのご縁で音楽とラーメンで勝負している姿はカッコいい。
一度地元熊本を離れてみてから熊本弁の良さに気づいたというから、この春から違う環境で暮らす人々にも
いつか生まれた故郷の良さを再認識してもらいたいですね。
 
 
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今後、音楽では海外に行ってみたい。
「らぁめん臨機」では自分も楽しんでみんなにも楽しんでもらえたら、
と語る中川原さんはとても楽しそうでした。
 
そんな中川原さんが“ZERO”になれる時は、ポカポカ陽気な日に愛犬と白川公園を散歩する時だそうで、
ひょっとしたら新しいメニューやリリックが浮かんでくるかもしれないですね。
 
何事にも臨機応変な生き方がカッコいい。
「らぁめん臨機」も音楽も熱い大将・ラッパーの周りには自然と人が集まってきます。
 
 
Sakiko Yoshimoto

Program info

熊本市中央区安政町にあるサテライトスタジオ「ZERO」。
金曜日の夜、第一線で活躍する様々な人たちが集まり、ゼロから広がる無限の可能性を求めて、クリエイティブな会話が行われます。
今回はどのようなケミストリーが生まれるのでしょうか・・・