6月29日(金) ソレッソ熊本 広川靖二さん

今回のZEROのスタジオは和室でした。
タンクマ営業企画部チーフの坂口達哉さんと一緒に、
ソレッソ熊本の代表で総監督の広川靖二さんにお話を伺いました。
 
 
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まだ梅雨の熊本なのに すでに日焼けバッチリの広川さんは、見るからにアスリートという風貌です。
 
ソレッソ熊本は幼児から中学3年生までを対象にした少年サッカークラブ。
広川さん自身も小学4年生からキャプテン翼に影響されながら高校3年生まではサッカー部で活躍なさいました。
大学からは社会人サッカーを続けていたそうなので、サッカー歴は長いですよね。
サッカーを教える側になるきっかけは大学時代に母校の学園大学付属高校の外部コーチに就任したことでした。
当時22、23歳だった広川さんは、生徒にとってはお兄さん的存在だったと言います。
それから今度は先輩から、先輩や友人の息子達にサッカーを教えて欲しいと依頼されて 近くの公園で
まずはボランティアとして7人の子供に指導するようになりました。
ただ幼児と高校生を教える時間帯が重なることも多くなってきたので、考えた末に
高校での指導から抜けることを決意なさいました。
 
「運と偶然」だったと振り返る広川さん。
 
当時は2002年の日韓W杯で世間はサッカーブームでした。
子供たちの間でもベッカムヘアーが流行りましたよね。
サッカーの人気が高まっていく時期だったのでタイミングも良かったようです。
 
ソレッソ熊本は強い少年サッカークラブと評判だそうです。
教え始めた当時は、近所に可能性を秘めた子供がたくさん住んでいたので、歩いて通えるサッカークラブという
利点がありました。3年連続で素晴らしい選手にも恵まれて、初優勝は10年前でした。
 
坂口さん曰く
「全国大会で優勝するなど、九州を代表するようなジュニア・ジュニアユースサッカーチームです。
 プロ選手の輩出や各年代別の代表にも選出される選手も多数います。」
 
 
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それからは県外からも高速を利用して通ってくる生徒もいるそうなので、評判が良いというのも頷けます。
 
この仕事のやりがいは、子供達の成長過程に携われること、達成感や感動を毎年感じられることなどだそうで、
広川さん自身も天職だと思っているそう。
休みがなくても平気で、仕事をしている感覚ではなく、好きなことが仕事として成立しているとか。
 
 
以前は全て広川さん一人でこなしていた業務も、今ソレッソ熊本にはスタッフ7人とアルバイト10人が揃います。
子供達から「コーチ見てて!」と言われるのでしっかりと生徒一人一人に目をかけている様子が想像できますね。
スタッフがいるから今のソレッソ熊本があるということでしょう。
HPを覗いてみると、スタッフの皆さん明るくて楽しそうな方々ばかりでした。
 
ソレッソ熊本の”ソレッソ”とは、イタリア語で「SORRISO=笑顔」を意味します。
何事も笑顔で楽しくやっている人には勝てないというのにも頷けますね。笑うとパワーも湧いてきます。
広川さんの指導には飴と鞭があって、楽しむだけだと子供はふざけてしまうので、そこは違うんだよと
しっかり指導なさいます。
サッカーという、やらなくてもいいことを好きだからやっている。
辛そうに頑張っている姿よりも、楽しみながら頑張っている姿を親御さんにも見て欲しいですね。
 
 
サッカー選手としても成長のタイミングは生徒さんそれぞれ違います。
素直に聞く耳を持つ子供や、ものの考え方や捉え方、実行力が伴う選手はひと握りだそうです。
普段の姿勢から周りに愛される子供もいるそうなので、人に愛される人間になることをアドバイスするそうです。
プロサッカー選手になりたい!という大きな夢を子供の時に抱くことは大切なこと。
大人がただその夢に一緒に乗っかるようではダメなようです。
サッカーはチームスポーツ。
大人になるまでの間に子供には色んなことを経験して欲しいけれど、その成長を親に妨げては欲しくない。
自己解決するチャンスを与えてあげてください。失敗して成長すると強くなりますからね。
 
 
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広川さんのZEROになる時は、朝走っているときだそうです。
頭を整理する大事な時間でもあるようです。
 
 
熊本のサッカーのレベルは九州でもいい位置にあるようです。
鹿児島や宮崎でもサッカースクールを運営しているそうなので、県外からも良い選手が育成されていくでしょう。
4年後、8年後のサッカーW杯にソレッソ熊本の生徒や関係者が出てくれると嬉しいですね!
 
ソレッソ熊本HP  https://www.sorriso-kumamoto.com/
 
 
 
Sakiko Yoshimoto

Program info

熊本市中央区安政町にあるサテライトスタジオ「ZERO」。
金曜日の夜、第一線で活躍する様々な人たちが集まり、ゼロから広がる無限の可能性を求めて、クリエイティブな会話が行われます。
今回はどのようなケミストリーが生まれるのでしょうか・・・