9月7日(金) くまモンのビッグカイト飛ばし隊 菊本伸一さん

今回はタンクマ営業企画部チーフの坂口達哉さんと一緒に、
くまモンのビッグカイト飛ばし隊代表の菊本伸一さんにお話を伺いました。
 
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スポーツカイト歴30年という菊本さん。
カイトを立体的なフォルムにしようと考えたところ、熊本に所縁のある「くまモン」を思いつかれました。
熊本地震の復興支援になることと、くまモンカイトを見た人達が笑顔になってくれることを願って作られました。
サイズが6mもあるそうですよ?。風があればカイトに10t?20tもの負荷がかかるので、
耐え得る切れないタコ糸を用意するご苦労があります。
5tの負荷でも切れないタコ糸を使えば4?5mの風でも30mの高さまであげることが可能なのだそうです!
くまモンのビッグカイト飛ばし隊は既に40箇所くらい色んな場所に出向いて、訪れた人達を笑顔にしてくださる
ボランティア団体なのです。
お正月に江津湖で3000名が参加した凧揚げ大会を開催した時には、なんと800名分の凧をプレゼントなさいました。
意外なことに、子供よりも祖父母の皆さんが凧揚げを懐かしんで受け取りにきたそうです。
ここでも家族の笑顔が印象的だったと菊本さんはおっしゃいました。
 
スポーツカイトの魅力とは「浮遊感」のようです。
スポーツカイトを通して全国の人達と交流うするそうですが、恐竜の立体的なカイトなんて
まるでファンタジーの世界ですよね。
昔は底辺が3mの凧だったのが、立体的な凧になり、やがて何千という凧が上空を浮遊する...
なんとも圧巻な景色だと想像しました。
なかでもエイ(魚類)がたくさん空を泳いだり、45mもあるビッグなクジラが空を飛ぶなんて夢がありますよね!
今後はスポーツカイトの愛好家を増やして世界大会を九州で開催したいと活動していらっしゃいます。
この強い思いは地震の復興に結びつくのではないでしょうか。
 
 
菊本さんはスポーツカイトの他にも、バルーンサッカーにもお詳しいです。
元々はノルウェーのお笑い番組から生まれたスポーツで、スポーツとして確立出来そうだし
日本人が好きそうなので団体が出来れば競技としても楽しめると思われました。
人間がすっぽり入る円球の竹輪を想像してください。頭と両腕はバルーンの中に収まります。
バルーンのゴムが厚いので周りは意外にも見えづらいのだそうです。ボールは潰れるウレタン製で柔らかいです。
5対5でゲームを展開して、ゴールキーパーはいません。子供も参加できるし、見ていて簡単なようですが、
全身を使うので汗だくになります。
7分ハーフでは身体がもたないからか、4分ハーフ、5分ハーフなどルールは自由にできます。
実際 5?6月に体育館で40名ほど参加して試合をしたところ5分と もたなかったそうです。
今後は熊本の気候に合った時期に体験会を開催したいそうですよ。
 
 
さらに菊本さんはセグウェイやグランピング、キャンプにも精通しています。
どれも体験した人達が笑顔になるのが嬉しいのだそうです。
特にキャンプはキャンプ場の利用率が低いことと、現状があまり良くないということから
 防災につながるキャンプ用品を揃えて有事の際には貸し出したいと考えていらっしゃいます。
今後はイベントとして「手ぶらでキャンプ」という面白いキャンプも年内に予定しているそうで、
キャンプ場でセグウェイやカイトを体験できる2泊3日が実現しそうです。
県外の人達にも来ていただくと、それも復興につながりますね。
 
色んなアクティビティに興味を持ったら、是非くまモンのビッグカイト飛ばし隊までお問い合わせください。
タンクマも動き出しているそうですから今後が楽しみですね。
 
 
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そんな菊本さんが“ZERO”になれるのはスポーツカイトをあげている瞬間。
見えない風の力を感じながら、上空に浮かぶカイトを見るだけで達成感があるそうです。
今後も熊本のどこかで6mもある立体的なくまモンカイトを見かけたら、
その糸の先は菊本さんに繋がっているハズです。
 
 
 
Sakiko Yoshimoto

Program info

熊本市中央区安政町にあるサテライトスタジオ「ZERO」。
金曜日の夜、第一線で活躍する様々な人たちが集まり、ゼロから広がる無限の可能性を求めて、クリエイティブな会話が行われます。
今回はどのようなケミストリーが生まれるのでしょうか・・・