4月19日(金) (医)末永会 末永産婦人科医院 師長 末永明子さん
今回はタンクマ編集部の下田沙耶さん、
ゲストは(医)末永会 末永産婦人科医院 師長、助産師、リンパ浮腫複合的治療技術者である末永明子さんです。
末永さんはもともと助産師業務がメインだったそうですが、ご主人である院長先生が婦人科のガンを専門になさっていたこともあり、婦人科ガンの治療後におきるリンパ浮腫の治療に興味を持たれるようになりました。
ガンなどの手術をした後にリンパの流れが悪くなることで腕や脚が大きくなり、靴やスカートが履けなくなるそうです。特に女性にとっては辛い悩みですよね。
過去100年の近代医学でも解明のしようがなくまだ10年くらいしかリンパ浮腫の治療はわかっていないため、手付かずのエリアだと聞いて驚きました。ただ、去年の知識はもう古いそうなので、これから良い治療法が出てきて欲しいですね。
リンパ浮腫の治療としては手でリンパの流れを促すドレナージュ、弾性ストッキングやバンテージの着用、外科的な治療など。
効果的な治療がみつからないからあきらめるのではなく、普段の生活を少しでも取り戻したい患者さんは末永さんに相談してもらいたいですね。そんな患者さんに「ありがとう」と言われる瞬間と治療が効果あったときはやはり嬉しいそうです。
笑顔がとても素敵な末永さん。お話しているだけでも気持ちが安らぎました。
毎日お忙しい末永さんは家庭と仕事の両立を図るには家事の手抜きは大切とおっしゃいました。どこかを省かないと自分がパンクしてしまうからです。「今日はここまで!」とか自分なりにルールを決めるといいですね。
料理も時短レシピを上手く活用していらっしゃいます。濃いめの出汁とお酒を入れれば料理は美味しくなるそうなのでお試しください。
ライフワークバランスではなくてライフワークミックス---「やれるときに、やれることをやる」、これは良いアイデアだと思います。便利なモノは活用して、何事もこだわり過ぎない。
逃げ道をつくってあげる重要性は大事ですね。
そんな末永さんがZEROになれる時は、愛護センターから引き取った2匹の猫にモフモフしているとき。生来リラックス上手でマイペースな猫からこれからも癒されていただきたいです。
Sakiko Yoshimoto