19.2.16 ほっとコミュニケーション

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【ご出演】

今週は、野焼きについて、阿蘇グリーンストックの 井上聡美さんにお話を伺いました。

○野焼きとは
毎年1月から3月にかけて、阿蘇の枯草を焼き払うのが野焼きです。1000年以上に渡って行われてきた、阿蘇の伝統行事の一つとなっています。現在は2500人以上のボランティアの方々や牧野組合の方々の手によって行われていますが、恒例かなどの理由から年々従事者が減ってきて維持が困難になって来ているのが現状です。

○野焼きの役割
野焼きによってススキなどの枯草を焼き払うことにより、新しい植物の芽吹きを促すことが主な目的です。無事芽吹いた新しい植物は、阿蘇で放牧されている牛馬の餌にもなります。その他にも人間や家畜にとって害となるダニを駆除したり、原野の景観を守ったりと、野焼きは阿蘇の美しい草原を守るためには欠かせない作業となっています。

○野焼きの場所・日程
今日、2月16日に草千里の野焼きを行う予定でしたが、先日の雨の影響で一週間後に延期となりました。
野焼きの日程は気候に大変左右されやすいため、4月まで長引くことも多いそうです。

○お願い
野焼きは火を扱う為大変危険です。
大変絵になる光景なので、写真を撮りにいらっしゃる方々も多いかと思いますが、くれぐれも野焼きの現場に近づき過ぎないようにお願い致します。
また、作業を行っている方々の邪魔をしないようにお願い致します。
 

 

3月3日に北外輪山一帯を焼く「大野焼き」を行う予定となっています。
それに伴い、道路の全面通行止めなどの大規模な交通規制が行われます。
詳しくは阿蘇市のHPをご覧ください。

 

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