英語で bucket list という言葉があります。人生が終わる前にやっておきたいことをリストアップしたもので、映画になった時には「最高の人生の見つけ方」という日本語のタイトルになりました。

今年は振り返ると、4月からずっと「まず明日までにやらなくちゃいけないこと」に追われてきたような気がしています。そしてある意味、それはこれからも変わらないとは思うのですけれど、「でも、これだけはやっておかないと悔いが残りそう」というものも、いくつか明確になりました。一つはやりがいのある、と思う仕事には時間を回すこと。私にとっては具体的には、予備校での授業の準備と熊本の文化的財産の情報を英語で発信することになりそうですけれど、あなたにとってはいかがですか？たとえあんまりお金にはならないかもしれないけど、やっておきたいことってありませんか？

私のbucket listにあがるもう一つは、会いたい人には会っておくことです。それは家族だったり、大切な友人だったり。

二つのことに共通するのは、自分が自然体でいられて、元気が出てくることに関わったり、そういう場所に身を置く、ということのように思います。一緒に居て無理せず、自分が自分でいられる人って言ったら、誰になりそうですか？どこで、何をしてると、誰に会ってると励まされるような気になりますか？

実はこの２ヶ月ほど、密かに元気を得ていたのは、バスケットの熊本ヴォルターズの快進撃のニュースでした。シーズン前期は、今日が最終試合だったのですけれど、勝率なんと８割を超える成績！「ヴォルターズ」というチーム名は阿蘇に代表される火山「volcano」と阿蘇を源に湧き出す水「water」を掛け合わせた造語です。Voltersが頑張ってくれたこと、そして昨日８ヶ月ぶりに俵山トンネルが開通し、南阿蘇が再び近くなったことが、阿蘇復興への素敵なクリスマス・プレゼントだったように感じています。

地震から変わったことがある一方で、変わらなかったことも正直ある。だけど、あの１４日、１６日の後、いろんな形で支えてくれた人にありがとうを伝えて、今年を終えなくちゃって考えているところです。

「ありがとう」伝えたい人、誰ですか？

Kumamoto Curio 今日のBGMは “I’m Trying” by Diamond Rioでした。