1/22 一度は訪れたけれど、やっぱりもう一度行ってみたいそんな場所ありませんか?
まだまだ日本国内も行ったことがない場所は多いですが、過去訪れたにもかかわらず、やっぱりもう一度行きたい、と思ってしまうのは月並みと言われても、私にとっては京都です。海外だとイタリア・フィレンツェ。共通項は何なんだろう?と考えてみると、歴史的建造物、伝統工芸、美味しい料理、そして古い街並みが残っていること、のような気がします。熊本だって、震災前にはお城が TripAdvisor ナンバー1になるほど人気を集めていましたし、肥後の赤牛も注目されています。ただ街並み、ということになると、熊本市内に目立つのは、あちこちにある建設中も含めてのマンション。マンションが観光にプラスになるか、というと、それはなかなか難しい。もちろん需要があるからそうした建物もできているのでしょうけれど、そうしたマンションに住んでいる人も、いざ旅行!という時に買い物が主体でない限り、出かけるのがマンションの多い土地かというと、そうではなく、自然や古い街並みの残る美しい場所なのではないのでしょうか?
建築を制限する、というのは経済的にはマイナス!と考える人は多いのかもしれません。けれど先日福岡に住む人から「福岡は、観光地ってあるわけじゃない。でも熊本は自然があるし、お城もあって、美味しい食材だってある。」と言われて、「そういえば、福岡に買い物には行っても、あんまり観光には行かないかもしれない」と改めて思った次第です。
熊本は潜在的可能性いっぱいなんだと思います!新町・古町の街並み、阿蘇の門前町、大観峰からの眺め、人吉のお寺や神社、天草の海の恵み。そうした魅力を高めていくために、高すぎるビルやけばけばしい看板などは、抑えなければならないコストかもしれません。熊本の街中でも、目立つのはカラオケ店とドラッグストア。歩いてて景観的に、ちょっと素敵、と思える通りとしては、ビルの立ち並ぶ電車通りより、古民家を改築したお店の多い上乃裏や並木坂あたりを上げる人が多いに違いありません。
熊本の観光という時、お城はもちろん大切なのですけれど、お城だけでは日帰り観光で十分、ということになりかねない。より長く滞在したくなる魅力的な街に近づくには、という視点も復興に必要だと感じる今日この頃です。
Kumamoto Curio 今日のBGMは “If I Die Young” by the Band Perryでした。