ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

7/2 この春から熊本県内を走っていたレストランバス、ご存知ですか?

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レストランバス

赤い2階建バス、と言えばロンドンを思い出したり、東京でも観光バスとして利用されていますが、1階がキッチン、2階で食事が取れる、というレストランバスが、この春熊本県内各地を走ってくれました。南阿蘇での運行が多かったのですけれど、私が参加したのは外国人を対象として球磨地方の焼酎蔵元を回る、というツアー。アメリカやコスタリカからのゲストを迎え、ガイド役は熊本市内でGlocal BAR 芋 vibesを開いている山下紀幸さん!

熊本城横の城彩苑を出発するとまず出てきたのはジビエである鹿肉を使ったソーセージ、マッシュポテト添え。さらに球磨までの移動の間に地鶏の炭火焼に八代の野菜を添えたお料理が出て、蔵元さんの焼酎作りのお話と共に、お酒も進みます。

とても印象に残っているのは、最初で訪れた蔵元で「焼酎の魅力は何ですか?」と尋ねた時の杜氏さんからの言葉でした。「焼酎は懐が深いんです。食前でも食事中でも食後でも楽しめるし、水でもお湯でもロックでも、そのままでも美味しくて、しかも割る時も6:4だったり7:3だったり。その人に合わせることができるのが焼酎ですから」—「焼酎は懐が深い」という素敵な表現に、杜氏さんの愛を感じた気がしました。2件目の蔵元は、温泉水を使っての焼酎作り。温泉という自然からの恵みを活かすがゆえに、商品化の許可を取るのに10年近くかかったというお話を伺いながら、独自のものを開発するための継続的努力の大切さも伝えていただいたように感じています。ちなみにそこでは肌に良いというミルク焼酎も製造されていました!

人吉はお茶でも有名、ということで訪れた茶園では、若者たちが水出し茶で迎えてくれたのですが、これが本当に美味しく、さらに参加者が摘んだお茶の新芽を、その場ですぐバスのキッチンで天ぷらにしていただける、という実に贅沢な経験もできました。

海外の人に日本の食を味わっていただけるだけでなく、日本人にとっても生産者の思いを直接聞きながら、地元の食材を素晴らしいシェフが工夫した料理として味わえる、というレストランバス。Kuma VisitのFacebookでもレポートをご紹介しています。今後の運行はまだ未定、ということなのですけれど、ツアーが決まればご紹介して、是非より多くの皆さんに、この魅力味わっていただきたい!そう強く思えたレストランバスです!

 

Kumamoto Curio 今日のBGMは “While the Gettin’s Good” by High Valleyでした。

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
クラウドファンディングにより、リスナーの応援が作る新しいスタイルのプログラムです!

curio@fmkumamoto.jp
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