ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

9/24 来月20日・21日「東アジア市民共生映画祭」が、熊本学園大学で開催されます!

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来月20日・21日「東アジア市民共生映画祭」が、熊本学園大学で開催されます!

尹東柱(ユン・ドンジュ)という詩人をご存知でしょうか?日本統治下の朝鮮で生まれ、詩人となる夢を抱いていた若者です。延喜(ヨンヒ)専門学校—現在の延世(ヨンセイ)大学を卒業する時、詩集「空と風と星と詩」を編み、出版には至らなかったものの、1942年、東京の立教大学文学部に入学。半年後に京都の同志社大学で学び始めたものの、翌年、治安維持法違反の罪で逮捕、福岡刑務所に収監。終戦の半年前に刑務所内で亡くなった時、彼はまだ27歳でした。このユン・ドンジュを描いた映画「空と風と星の詩人」が、今年で8回目を迎える「東アジア市民共生映画祭」で上映されます。

この映画で描かれているのは、第二次大戦中の詩人ですけれど、それから40年経っても、モスクワやロサンジェルスのオリンピックに特定の国のスポーツ選手が参加できなかったように、国と国が争うことによって、夢を閉ざされてしまう若者がいた歴史を忘れてはならないと考えます。「空と風と星の詩人」、九州では、今回の映画祭1回のみの上映となるかもしれません!是非多くの方に見ていただきたい作品です。

映画祭では、ファースト・ファッションの裏側にある、グローバリゼーション・資本主義・消費主義を検証するドキュメンタリー “The True Cost” も、フェアトレード・シティくまもと推進委員会代表の明石祥子さんをゲストに迎えて上映されるほか、第二次大戦中、オランダ植民地下のインドネシアで、軍人・軍属の日本人男性とインドネシア系オランダ人女性との間に生まれた子供たちが、終戦後、父親が日本に引き揚げため、母親の国オランダへ渡ったのち、「敵国の子」と蔑まれ、自分は一体何者なのか、という問いを抱えなければならなかった歴史を扱った記録映画「子供たちの涙」も上映されます。日本人軍人・軍属の子供がフィリピンなどに残されてきたことは聞いていましたけれど、遠くに思えるオランダにもそうした子供たちがいたなんて、、、。まだまだ世の中、知らないことばかり。映画から学ぶこと多いです。

 チケットは、フェアトレードコーヒー付きで、前売り2日間通し券1500円。学生・シニア券は1000円で、蔦屋書店熊本三年坂店や学園大学生会館で扱われています。友人の分など5枚セットで、まとめて購入すると一人当たり1000円!また当日は\1800ですけれど、チラシを持参していただくと、2名まで、300円割引となります。2日間で5つの映画を通し、アジアとフェアトレードを知るイベント、あなたも参加してみませんか?

Kumamoto Curio 今日のBGMは “The Stars” by Lady Antebellumでした。

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
クラウドファンディングにより、リスナーの応援が作る新しいスタイルのプログラムです!

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