11/19 熊本城おもてなし武将隊、ご存知ですか?
現在全国におもてなし武将隊は25ほどありますが、熊本城の武将隊が生まれたのは、今から5年前のこと。当時は、武将を演じている人たちの話し方が、「いかにも」雰囲気を出したいというもので、その狙いは分かるけど、ちょっと違う感じがして、聞いていて「どうかなあ。。」という印象でしたが、最近は出てくる言葉も随分滑らか。そして何より、時間が経つにつれ、エンターテイメントとしてそれぞれが努力していらっしゃる様子が感じられることに感銘を受けるようになってきました。気づけば、現在は加藤清正のほかにも、細川忠興、小西行長、黒田官兵衛などに、紅一点あま姫が加わり、10名の武将隊。公式ウエブサイトでは、出陣表なるものがあり、メインステージである桜の馬場城彩苑での毎日午前十一時半と午後二時半のパフォーマンスに、どの武将が登場するかもチェックすることができます。ファンベースも広がっているようです。
最初は名古屋の武将隊が大きなブームとなりましたが、その時活動を委託された会社の3つのコンセプトには、観光推進するにあたり、大切な基本が表してありました。(1)徹底的に本物にこだわり、お客様に「武将の世界」を提供すること。(2)雨の日も風の日も、いつでもお城に行けば「武将に会える」こと(3)それぞれが、独自のキャラを確立し、エンターテイメントを磨くこと、の3つです。
どこの観光地であれ、本物にこだわること、いつでも行けば、そこで会えること、そして個性を確立し、技を磨くこと、それは欠かせない要素のように思えます。せっかく旅行に行って、楽しみにしていたスポットに到着したのに、休館日だったとか、入れなかった、ということではガッカリですし、子供だましでないクオリティの高いものを味わうことができ、しかも次にはそれが進化してるかも、と期待できればリピーターにもつながります。
熊本城おもてなし武将隊には、様々なグッズも生まれていて、10個の家紋が入ったTシャツは、結構素敵だと思いますし、MoMAのデザインを彷彿させる手ぬぐいもお土産などにはぴったり!番組のwebsiteにリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kumamoto-castle-shop/c77bacebbd2.html ←コチラです。
先日は、フランスとベルギーからいらしたカップルとお話する機会があったのですけれど、「熊本城を目当てに来たのに、入れなくて」ととても残念そうに話されました。そうした人たちにも喜んでもらえそうな武将隊の働き、これからも期待したいです!
Kumamoto Curio 今日のBGMは “American Honey” by Lady Antebellumでした。