2/11 訪日外国人に対する語学力を測る「英語応対能力検定」ご存知ですか?
熊本でも、震災直後から比べると、海外からの旅行客は確かに戻りつつありますけれど、ちょっと困っていそうな人に声をかける、というのは難しいものでもあり、また自分が働いているお店にいらしても対応するのに困ってしまった、という経験をお持ちの方も少なくないかと思います。
そんな状況を、ちょっと変えていく、きっかけになりそうなのが、昨年から始まっている「英語応対能力検定」という試験です。
これは、外国人からよく受ける質問と、それに対する英語での応対の表現力をリーディング、スピーキング、リスニングの3つの技能で測るもので、パソコンやタブレットでインターネットに接続し、画面上で行われます。道を聞かれたり、写真を撮ってもらうよう頼まれたり、といった一般試験だけでなく、「販売」「宿泊」「飲食」「鉄道」「タクシー」と業種別の試験を受けることも可能ですが、ありがたいのは、そうした業種別のテキストが世の中にあるということ。街中や観光地でビジネスをやっていらっしゃる人にとって、「販売」や「飲食」に特化したテキストは、役に立つフレーズが集められている、という点で、とても便利ですし、しかも、自分で発音できるよう、音声もダウンロードができたり、検定のお試し問題に挑戦することもできます。
いろんなものが試験になってしまうと、結局それをクリアするためのテキストや教材のビジネスに加担してしまうということになってしまうのが悔しい気もしますけれど(苦笑)熊本はいよいよ来年2019年にラグビーとハンドボールの世界大会のホスト県になります!ちょっとしたやり取りを英語でできることが、地元のお店にとってプラスになるのなら、本当に素敵なことだと思うんです。しかもこの試験は、合格・不合格ではなく、ABCDの4段階評価ですから、最初受けた時はCだったけど、次にはBに上がることができた、など自分で進歩を感じながら学びを続けていくこともできます。熊本はタクシーが比較的多いと聞いていますし、業種別試験の「タクシー」を受験奨励する会社も生まれてくるかもしれません。新しい時代に、試練が待っているとはいえ、問題解決に果敢に取り組んだところが、今の状況をビジネスチャンスに変えることができるのだと感じています。
英語応対能力検定に挑戦してみるもよし、翻訳アプリを利用するもよし!大切なのは、より良いおもてなしにつながる笑顔とニーズに応える気持ちに違いありません。
Kumamoto Curio 今日のBGMは “Better as a Memory” by Kenny Chesneyでした。