阿蘇山上に向かう３つの登山道が全て開通し、震災前と比べるとアクセスの点での大きな違いは、阿蘇大橋付近の５７号線が直進できず、長陽大橋を渡る迂回路になっている点に絞られるほどに回復しました。５７号線の全面復旧が１日でも早いことを祈りながら、山頂へ向かう人が増えることが、阿蘇にとってプラスになることを願っています。

で、そうなると大切なのは、来ていただいた人の満足度を上げることなのですが、火口観光で震災の前からネックになっていたのが、濃霧・ガスによる規制です。阿蘇は何と言っても活火山ですから、風向きや天候などの気象条件で、ガスや霧の発生によって近づけるかどうか、決まることがありますし、喘息や気管支炎など、訪れる人の体のコンディションも、火口見学できるかどうかのポイントになってきます。

で、そんな時に役に立つのが、オンラインでの規制情報のチェックです。

Kuma Visit のFacebookでは、一番上に阿蘇のロードマップを提示しているのですけれど、そこに、阿蘇火山防災会議協議会による規制情報へのリンクを貼っています。そこをチェックしていただけると、リアルタイムでの火口の規制情報を手に入れることができるようになっています。規制は１日の間で、実は何度も変わることがあり、朝、規制がかかっていても、昼は大丈夫だったり、数時間後には近づけるエリアが変わっていたりすることも少なくありません。ぜひ、出かける直前、また阿蘇に近づいた段階で、チェックされると「せっかく来たのに・・・」という思いをすることなく阿蘇観光が楽しめるに違いありません。というのも阿蘇の魅力は言うまでもなく、山頂だけではなく、南阿蘇、一の宮、内牧など、いろんなところに見いだすことができますから！

また阿蘇方面に出かける時、もう一つチェックしたいのが、ミルクロードの混み具合です。これもKuma Visit の同じ阿蘇ロードマップの投稿にリンクを貼った、熊本河川国道事務所のサイトでチェックできます。交通渋滞って、心構えが有るか無いかで、随分忍耐力に差が出ると思うんです。混んでいると最初から分かれば、それなりの準備をしてストレスを減らすことができるような気がします。

GWが終わると次の休日は７月まで無い、というのをプラスに捉え、人混みや渋滞の少なくなる今の時期、ぜひ阿蘇に向かってみませんか？

Kumamoto Curio 今日のBGMは “Damn Good at Holding On” by Tim McGraw & Faithでした。