6/17 マンガONE PIECE の主人公ルフィの銅像、どこに置かれるのがぴったりだと思いますか?
熊本地震の後、復興のために、クリアファイルのデザインや観光列車のラッピングなどで支援してくださった、熊本市出身の尾田栄一郎さん。先日、県民栄誉賞も授与されましたけれど、尾田さんの作品「ONE PIECE」 の主人公ルフィの銅像を、県庁のプロムナードに造るという計画が発表された後、その設置場所に関して、様々な意見が出ています。「熊本城」「城彩苑」「新市街・上通・下通」「再開発の後の桜町」「熊本駅」「江津湖」など、いろいろ上がっているようですが、あなたは、どこがいいと考えますか?
西日本新聞にあった記事の中で、もっともに思えたのは、「海賊王なのに、海が見えないところに立てるのはちょっと。。。。」という意見。「海の男なんだから、熊本港。麦わらの一味の歴代の船を再現した観光船も揃えてツアーを組むと十分元が取れるのでは」と言う書き込みもあったとのこと。この「元が取れる」というのは一つのポイントで、実はこの銅像制作に県は1300万円の予算を投じることになっています。1300万円費やすのであれば、地震からの復興に関して優先順位が違うのでは、という意見もあるのです。
ただ、ONE PIECEは何と言っても、累計4億3千万部を超す発行部数ギネス記録を持つ漫画。県としては「費用の100倍、千倍の効果を生む仕掛けを考えたい」と話しています。加えて、ファンの中にも「熊本に行きます!」との声があるようです。でも来てもらうのが、県庁プロムナードというのは、イチョウがきれいな秋を除き、やはり説得力に欠けるような気がしています。
で、私もなるほど!と思っているのが、三角西港の近くという案!海辺ですし、三角西港は、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の一つとして、世界文化遺産に登録されています。熊本駅から、「特急A列車で行こう」ということで、A Train に乗って車内のバーでドリンクを楽しみ、駅からバスで、西港へ。そこには、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の紀行文「夏の日の夢」にも登場した「浦島屋」が復元されていますし、国の登録有形文化財の「龍驤館」の見学も可能。明治館では、馬刺し料理も素晴らしい景色も味わえますし、さらにそこから、天草の海へ向かい、クルージングやイルカウオッチングが楽しめます!この港でルフィが迎えてくれることは、きっと熊本の観光にもプラスになるに違いありません!
ONE PIECEファンにとっても、地域活性化にとっても、納得のいく設置場所が決まるよう祈る今日この頃です。
Kumamoto Curio 今日のBGMは “Sixteen” by Thomas Rhettでした。