ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

9/30 明日10月1日はピンクリボンデーです。

ピンクリボンは、乳がんに関する正しい知識を広め、検診による早期発見を推進することなどを目的として、世界各地で行われるキャンペーンのシンボルです。アメリカでは、10月第3週の金曜日が、ナショナル・マンモグラフィ・デーに制定されています。

今年の夏は、「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家さくらももこさんが、そして去年、市川海老蔵さんの妻・小林麻央さんが、この病で命を落とされたことは記憶に新しいところです。キャンディーズの田中好子さん、「100万回生きたねこ」で知られる絵本作家の佐野洋子さんも。

著名な人が亡くなると、検診の重要性が一時期は話題になりますけれど、なかなか浸透しない理由の一つが、自分より家族を優先する女性が多いからなのかもしれないと、考えています。統計を見れば、乳がんが、がんの中での死亡率1位であるのは、40代から50代。子どもがいれば、小中学校、高校に通う頃。部活で週末は忙しいだけでなく、平日も塾の送り迎え。仕事をしていれば、塾代や進学費用の足しにするためのパートや、会社であれば、中堅のポジションで忙しく、自分の検診ために時間を使うことなんて、さしあたって、すぐにやるべきことのリストには上がってこない、というのが現実のように思うのです。

実は、乳がん検診においては、放射線を使うマンモグラフィーのデメリットを考え、マンモが推奨されているのは、40歳以上になっていて、20代30代は含まれていませんし、精神的な負担を考えると一律に推奨するものではない、とされています。けれど、まだ若かった小林麻央さんのブログを思い出せば、少なくともセルフチェックを含めた検診自体の必要性は、否定できませんし、超音波の検査をスタートする、という選択肢は示されています。

予備校で教えていると、県外の大学に進学した学生がたまに帰省して、自宅で久しぶりにお母さんの手料理を味わえた嬉しさを話してくれます。保護者からも、ちょっと細身になって帰ってきた子供に栄養を十分補給してあげられる嬉しさを伺ったりします。

そうした何気ない幸せな笑顔を、これからも見ることができるよう、明日から始まるピンクリボン月間、お母さんに、そして、パートナーの女性に、検診勧めてみませんか?そして、今、乳がんと闘っている方にとって、研究と治療が進み、希望が広がることを、心から、心から願っています。

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今日のBGMは “Sundowners” by Jordan Davisでした。

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