ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

10/7 ペットを飼っている方にとって、突然の災害で、一緒に住めなくなる辛さ、県や市町村の首長さん、届いてますか?

タワーレコードに、NO MUSIC, NO LIFE 「音楽が無ければ、人生じゃない」という有名なキャッチコピーがありますけれど、先日website の記事で 見かけたのが“No Dogs, No Luck”「犬がいなければ、チャンスがない」というフレーズ。内容は、北欧デンマークで、犬を飼っていなければ入れない、というアパートができる、ということ。すぐ思い出したのは、熊本その他の災害公営住宅で、ペットと入居できるものがほとんど無いため、犬や猫などを飼っている人が仮設住宅を出て、新しい生活を始めることが困難になっているという状況です。

もちろん対応は、市町村によって異なっていますし、熊本市でも南区城南町の80戸については整備を検討するということですが、全体的には厳しいのは間違いありません。こうした問題が起こっている原因の一つに、条例でペットの飼育を禁止している既存の公営住宅との整合性を図る、ということがありそうなのですが、被災者支援と、時代の変化を考え、もっと柔軟に変更できないものか、と思います。

アパート18室全てを、犬を飼っている人専用にして来年オープンする、このデンマークの新しい物件の場合、地元のペット団体とアイデア交換もして開発したことで、床には掃除するのが簡単な素材を使ったり、外で水浴びさせるスペースがあったり、という工夫も見られます。

デンマークで犬を飼っている人の割合は23%.日本では犬が13%、猫が10%ほどなので、足すとデンマーク同じくらいなりますし、これは世帯の5分の1よりは多いことを考えると、決して少数派として切り捨てていいわけではないと思うのです。

もちろんアレルギーなどを考えれば、すべての公営住宅で導入するのは難しいかもしれませんけれど、東日本大震災の場合、岩手県は集合住宅の棟ごとにペットとの入居を可能にしたとの前例もあり、学べることはたくさんありそうです!子どもたちは、一緒に住んではいてくれないけれど、ペットが、気持ちを癒して、励まして、笑顔にしてくれて、人々にとって支えになっているというのであれば、ペットと同居ができる公営住宅、もっと増えて欲しいと願う今日この頃です。

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今日のBGMは “Living” by Dierks Bentleyでした。

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