カントリーゴールドが始まったのは、1989年。記念すべき第１回のステージに上がったのは、「ブルーグラスの父」と呼ばれるビル・モンロー。２回目には、永遠の絆 Will the Circle Be Unbroken で知られるNitty Gritty Dirt Bandが登場 。そして今年グラミー賞でQueen や Neil Diamond とともにLifetime Achievement Awardを受賞したEmmylou Harris による第３回でのパフォーマンスは、ファンの間で伝説のように語られています。

カントリーは日本において決してメジャーな地位を占めてはいませんし、私自身１９９３年、FMKでカントリーの番組を担当するようになるまで、ほとんど何も知りませんでした。ただ、そんな私でも聞いたことがあったのは、チャーリー・永谷さんの存在。テレビで Kumamoto to Kentucky, Tokyo to Tennessee という歌声がCMで聞こえてきて、秋の訪れを感じていました。済々黌卒業後、東京の大学に進んで２０歳の誕生日、友人が紹介してくれたカントリー・ミュージックに魅了されたチャーリーさん。その３２年後、毎年１０月第３日曜日を「約束の日」として、全国各地からカントリーファンがやってくる、国内最大級のイベントを始めるとは、予想だにしていらっしゃらなかったのではないかと察します。

音楽生活５０年以上、そしてカントリー・ゴールドが３０年続いてきたのは、もちろんご家族・バンドメンバー・ご友人・ナッシュビル側のスタッフのサポートがありますけれど、何よりもチャーリーさんの音楽への情熱があったから、ということを、これまで強く感じてきました。現在までに、全米５０州のうち３３もの州から名誉州民の称号を受けていらっしゃるのがその証の一つのように思います。

今年もアメリカから３組のアーティストが来日します！カントリーチャート７位のヒットソングを持つ女性シンガーソングライター Sunny Sweeney, 大スター Charley Pride の弟Stephen Pride。そしてブルーグラス界のtop band Daily & Vincentがやってくるのは、第１回がビルモンローだったことを考えると、３０回記念として本当にふさわしいと感じているところです。

チケットは、熊本市内のプレイガイドでも発売中！秋の１日、阿蘇の雄大な自然に囲まれてライブ音楽楽しんでみませんか？

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今日のBGMは “You Can’t Bring Me Down” by Dierks Bentleyでした。