ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

11/11 あなたはお買い物をする時、現金派ですか?それともカード派ですか?

先日、阿蘇の火口見学に行く海外からの観光グループに、同行する機会がありました。現在火口見学ができるかどうか、は、朝8時30分から発表される情報をネットでチェックするのが基本になっています。Kuma Visit のFacebookの一番上にも火口状況をチェックできるリンクを貼っているのですが、これは硫黄を含んだガスの方向や濃度によって、火口に近づける日は限られる、という現実があるからなんです。

ただ、もし朝、規制がかかっていても、数時間後には、霧やガスが晴れ、見学可能となることもあり、状況は文字通り時間次第。私が同行したグループは残念ながら見学できなかったのですが、幸いお土産屋さんがロープウエイ駅の建物にあるので、そこでショッピングを、ということになりました。

ところが、彼らはそこで驚愕の事実を知ることになります。クレジットカードが使えないのです!阿蘇山上は、メジャーな観光スポットだと思います。観光客が買い物をすることが復興にもつながるのだろうと思うのですけれど、震災から2年半経って、クレジットカードが使えない、というのは、キャッスレス化が進む今、おもてなしの本気度が疑われてしまうのでは、と心配になっています。

ロープウエイ駅は残念ながら解体が決まり、来年の春までに無くなりますが、新しい建物ができるまで、仮のお店はできると聞きました。その時にクレジット対応ができるシステムが導入されることが、復興への一歩になるに違いありません。言葉にハンディキャップがある旅行者にとって、いちいちコンビニのATMに出向き、外貨交換したりして、その土地で使える現金をたくさん準備しておく、というのは難しいことでしょう。自分が外国に行った場合を考えれば、簡単に想像できることだと思います。テレビのCMでも、骨董品屋さんの上空までヘリコプターでやってきたバイヤーが、その店でクレジットが使えないことが分かった途端「じゃ、いいです」と何も買わずに帰っていくシーンを扱ったものがあります。もちろんお店にとっては手数料の問題などハードルがあるのでしょうし、基本的に少額の商品を扱うお店なら必要ないかもしれません。けれど来年の国際スポーツ大会の開催を前に、熊本の観光名所と言われるところでのキャッスレス化に、県が応援できるかどうかにも、おもてなしの本気度が試されているように感じています。

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今日のBGMは “ Brothers of the Highway” by Dailey & Vincentでした。

番組内容

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海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
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