ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

12/2 多くの人が教科書などで一度は見たことありそうな「蒙古襲来絵詞」、実物を今、熊本市で見ることができます!

日本史、もっと勉強しておけばよかった、そう痛感したのは、海外の方を神社・仏閣などに案内する機会が増えてから。高校の頃、「藤原とか源とか平っていう名前の人多すぎて、分からなくなっちゃう。。。」と、いかにも深みのない暗記だけで、教科をこなそうとしていた我が身が情けないばかりです。

ただ(まあどれだけ身につくか、は別として)学びの楽しさを感じるのに、遅すぎることはないようで、最近は、島田美術館を訪れることも増えましたし、現在熊本県立美術館で「武蔵、熊本にきたる!」という展示も16日まで開かれているということもあり、細川藩や加藤清正の時代が、少しだけ、点ではなく、線や面となって繋がり始めています。

そうした中、今、とても嬉しい展示の一つが「くまもと文学・歴史館」で開かれている「蒙古襲来絵詞と竹崎季長(すえなが)」展!ただ、まずは、その施設どこ?と思われる方も多いかもしれません。1985年に開館した「熊本近代文学館」は、2年前、2016年1月に「くまもと文学・歴史館」に生まれ変わりました。場所は市電「市立体育館前」から歩いて5分ほど。県立図書館に併設されていて、熊本市総合体育館の横になります。

「蒙古襲来絵詞」は、700年以上も前に起きたモンゴルとの戦いに参加した本人、竹崎季長が、自分の体験を絵巻物として残したものですが、おそらく一番知られているシーンは、蒙古軍の放つ「てつはう」が炸裂、傷を負って血を流す馬の上に乗っている竹崎季長自身の兜やスネにも矢が刺さっている姿ではないかと思います。個人的に今回知ったことの一つが、文永の役の時の、季長の年齢29歳!そんなに若かったのか、と驚きでした。

絵詞は、普段は宮内庁に収蔵されていて、今回17年ぶりの里帰りです。また絵巻物だけでなく、モンゴル軍の「てつはう」や、兜の実物が展示されているほか、「神風」のイメージがどう語られているのかを資料で説明しているコーナーなど、本当にわくわくする展示になっています。また入場が無料であるだけでなく、30ページほどのパンフも無料配布!会期は12月17日(月曜)まで。毎週火曜日休館です。水前寺・江津湖散策の途中、鎌倉時代にタイムスリップしてみませんか?

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今日のBGMは “Butterflies” by Kacey Musgravesでした。

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
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