2/24 この夏から、県内のバス路線の系統表示が変わることが決まりました!これまで悪名高かった、熊本のバス路線。日本人、外国人にかかわらず、これからは、少しわかりやすくなりそうです!

現在、熊本を走っているバスの正面には、味噌天神経由なら味噌の「味」—あじ、という漢字だったり、県庁前経由であれば「県」という漢字1文字だったりが、数字と組み合わさって表示されていますが、この漢字、外国の方にとっては、かなりハードルが高いと言わざるを得ません。

例えば、海外の方が数字の「7」に横線を一本入れた絵を見せながら、あなたにバス路線を尋ねてきたら、どの漢字に相当するものか、すぐわかりますか?子飼経由のバスを表す、子供の「子」を言いたかったらしいというのを、尋ねられた人がわかったのは、しばらく考えた後だった、というのは西日本新聞にあったエピソードです。他にも、「東」と書いてある系統のバスは、東が付く停留所を通らない、ということ。また県立劇場に行くバスに動物の「鹿」の文字がついているのですが、私の中では鹿と見れば「鹿児島」ですが、どう考えても、鹿児島のはずはなく、これは実は大江渡鹿、渡る鹿、と書いて渡鹿(とろく)の鹿とのこと。バス表示、十分見直しが必要な時期が来ていると思います!

ただ、漢字を使わないとしても数字だけだとわかりにくいし、系統を表す他のものを使うとするとやっぱりアルファベットかな、という気がしているのですが、これも杓子定規に順番を決めるのではなく、ちょっと柔軟性があるといいんじゃないかと思うんです。例えば、熊本に住んでいる外国人の場合、大学の留学生が占める割合は高いですから、熊本大学の前を通るものをUniversity の U、学園大に行くバスはGというのもアリかもしれません。県庁は英語でPrefectural Office なので P。ONE PIECEの銅像も立っているので、そのPもかけている、と思ってもらえるかもしれません。

一つ、バス運行に関して、熊本でずっと育ってきた人間として寂しいのは、この夏で、「交通センター」という名前が「桜町バスターミナル」に変わるということ。英語としてもKOTSUをローマ字表示すると5文字で済みますが、桜町は11文字で長くなってしまいますし、もっと短めで、分かりやすい名前あればなあ、と考える今日この頃です。

Kumamoto Curio, 提供は熊本での多言語表記を推進するKuma Visit.

今日のBGMは “Overnight” by the Zac Brown Bandでした。

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
クラウドファンディングにより、リスナーの応援が作る新しいスタイルのプログラムです!

curio@fmkumamoto.jp
メッセージフォームはこちら>

Kuma Visit