ご機嫌いかがですか?千田浩未です。

3/24 ラグビーワールドカップ開催まで、あと180日となりました!

入試シーズンもほぼ終わりましたけれど、今年の熊本大学前期試験、英語大問4は、なんと、ラグビーワールドカップに関する会話問題でした!女子ハンドボール世界選手権も合わせ、今年の秋、二つの国際スポーツ大会が県内で開催されるため、正直県立大学で出題されるのでは、と思っていて、熊大はちょっと意外だったのですけれど、少なくとも熊大を受験した数千人には、「確実に」今年のワールドカップ開催が伝わったに違いありません。

ただその問題は、受験生だけでなく、解答を考える講師もちょっと悩ませる内容でした。架空の人物であるDaisuke Yamashitaさんは、ラグビートップリーグのプロのプレイヤーで、同時にナショナルチームthe Brave Blossomsの何かである、という、その何かの部分にアルファベットのcで始まる単語を入れなければならなかったのですが、あなたなら、何を入れますか?

おそらく多くの受験生がcaptainを入れた、もしくは入れたかったのではないかと思うのですが、このcの前の冠詞がthe ではなく不定冠詞のa なんです。キャプテンならチームに一人なので定冠詞のtheのはず。じゃあ coachになるかと言うと、トップリーグの現役プレイヤーが、ナショナルチームのコーチというのは、現実的に、ほぼないパターン。まあキャプテンだと、マイケル・リーチみたいに、あり得るのですけれど。

ということで、3番目の選択肢として上がったのが、候補者を表すcandidate。これだと問題文の最後にある「the Brave Blossomsのメンバーを選ぶのに、幸運を祈ります」という文と一致するのですが、じゃあ、ここにcandidate なんて単語を入れることができた熊大受験生が何%いたのか、かなり疑問です。

国立大学の入試に関しては、2017年に大阪大学と京都大学でミスが起こり、翌年になって追加合格を出したということもあり、昨年6月、文科省が全大学に解答を原則公表するよう通知しています。熊大が今回の問題で、何を解答としてくるのか大変興味深いところ。解答が発表されたら、また番組でご報告できるのを楽しみにしています!

Kumamoto Curio, 提供は熊本での多言語表記を推進するKuma Visit.

今日のBGMは “Singles You Up”by Jordan Davisでした。

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
クラウドファンディングにより、リスナーの応援が作る新しいスタイルのプログラムです!

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