3/31 サッカーやラグビーで、どうしてイギリス代表でなく、イングランドや、ウエールズなのか、不思議に思ったことありませんか?
イギリスとイングランドが違うのだと知ったのは、高校の頃だったような気がします。もちろん、スコッチウイスキーとか北アイルランド紛争とか聞いていましたけれど、England, Wales, Scotland, Northern Irelandそれぞれがcountryつまり「国」扱いになっているという「認識」と、イギリスの正式名称「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という「知識」が全く繋がっていなかったんです。
つまり、いわゆる日本人がよく考えるイギリス、というのは、4つの国が集まっているもので、イングランドは、その4つの中の一つに過ぎないのですが、この、「イングランドとイギリスは違うのだ」という認識をちゃんと持っておくことだけでも、立派な「おもてなし」につながるのだと感じています。
というのも、今年10月13日、熊本で開かれるラグビーワールドカップの試合は、ウエールズ対ウルグアイということもあり、ウエールズ政府代表事務所のロビン・ウオーカー代表も、熊本を訪れてくださっているのですが、一つリクエストされたのが、Wales から来ているということで、イギリスから来ているという意味で、So you’re from England! とは絶対言わないでほしいということ。教えてくださったのは、県ラグビーフットボール協会理事の野口さん! From England ではなく、from Wales であり、その方はEnglishman ではなく、Welsh。確かに 、俳優のショーン・コネリーも、スコットランド出身なので、 Scot とか Scotsman であって、決して from England とは言われたくないと思っている、と聞いたことがあります。
またおもてなしに関して言えば、それは、こちらが良いと考えているものを強いることになってはいけないのだと感じています。ロビンさんが、テレビの街頭インタビューに答えていらっしゃるのを、たまたま見たのですけれど、熊本に来て驚いたのが、辛子蓮根!流暢な日本語で、「辛子蓮根、辛すぎませんか?」って笑いながら話していらっしゃいました。「馬を食べるのは、ちょっと。。。」という海外の方もいらっしゃいました。ただ、この同じインタビューで、ある人が素敵な驚きとして答えていたのは、「熊本の水」!水道の蛇口からそのまま水が飲めること、そして阿蘇の水源の水の美味しさ、驚きだったそうです。海外からのゲストを迎えることは、地元の財産を再認識することに繋がります!
Kumamoto Curio, 提供は熊本での多言語表記を推進するKuma Visit.
今日のBGMは “So Do I” by Jordan Davisでした。