ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

5/5 熊本の新しいバス検索システム「バスきたくまさん」ご存知ですか?

「バスきたくまさん」は、熊本県内で運行しているバスのリアルタイム情報—例えば、今、乗りたいバスがどこにいて、あと何分後に来そうか、といった情報—を、スマートフォンやPCから閲覧することができるサービスです。

まず最初に乗降指定の画面で、バスに乗る停留所の名前と降りる停留所の名前を入れると、その条件にあった経路が現在時刻に近い順に表示されます。そして、バスが遅れたりしている場合、その運行状況も教えてくれるといった優れものです。熊本のバスは利用しにくい、と悪名高いものでしたが、このサービスを使うと少なくとも、どのくらい待てばいいか、とか、どのくらい急ぐとスムーズに乗り継ぎができそうか、など、以前よりはずっとストレスの少ないバス利用ができます。

加えて、なんとこのサービス、英語に画面表示を変えることさえでき、英語を話す海外の方も利用していただくことが可能です。今年は10月から12月にかけてラグビーワールドカップや女子ハンドボール世界選手権が県内で開催されますので、そうしたイベントで来熊した人にも使ってもらえるに違いありません。

ただちょっと注意しなければならないのは、停留所の名前を正確に、一定の英訳の名前でインプットしないと検索してくれないという点。例えば、熊本大学病院の前の停留所は日本語では「大学病院前」であって「熊大病院」と入れても検索できない場合があったり、英語だとDaigaku Byoin Mae とローマ字化した名前で打ち込むか、Daigaku Hospitalという ちょっと不思議な日本語と英語の組み合わせが、このシステムでは英訳になっているんです。そうなると、Kumamoto University Hospital では検索できない可能性があります。救いなのは、一度正しい組み合わせで検索しさえすれば、それを履歴にすることは可能だということ。慣れると、かなり役に立ちそうです。

またこのシステムでは、車椅子が利用できたり、乗降りが楽になる床が低いバスの現在位置も地図上で表示されますので、そうした低床バスを利用したい人にとっても、あと、どのくらいの時間で来るのかがわかり、ずいぶん役立ちそうです。名前は「バスきたくまさん」バスはカタカナ、きたくまさんはひらがなです。ちょっと検索してみませんか?

Kumamoto Curio, 提供は熊本での多言語表記を推進するKuma Visit.

今日のBGMは “Love Can Go to Hell” by Brandy Clarkでした。

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
クラウドファンディングにより、リスナーの応援が作る新しいスタイルのプログラムです!

curio@fmkumamoto.jp
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