企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

特別編では、熊本地震からの復興に関する話題もお届けしています。

今日は、11月13日（日）に熊本市 新市街で開催される「てんとういち」について、

Ladybugの豊田希さんに伺いました。

 

Ｑ 「てんとういち」に関する基本情報を教えて下さい。

 

てんとういち

事務局・・・Ladybug(レディバグ)

阿蘇郡高森町色見1453-15

0967-62-2866

てんとういちFBページ

https://www.facebook.com/tentouiti/

 

Ｑ 「てんとういち」は、どんなきっかけでいつごろ生まれたのでしょうか？

どんな業種の人たちが参加していますか？

 

出店者オール阿蘇！阿蘇を知ってもらい、阿蘇の魅力的なショップを一度に楽しむイベント。

2011年3月、東日本大震災の直後に第1回目を開催してから、今年で10回目になります。

最初は、出店者は阿蘇の方に限らず、自分の好きなお店を、いろんな人に紹介したいという思いから始まりました。

店舗を持たない方が、一日だけ店主になれるってのも面白いなあと。

ある時、お客様から「行ってみたくても場所が分からなくて行けなかった店がてんとういちに出てる」と言われて、ここにくれば一度にたくさんの阿蘇を知ってもらえるきっかけになるんじゃないかと思い、4回目から出店者オール阿蘇になりました。

参加される方は、阿蘇郡市で何らかの活動をしてる方。お菓子屋さん、パン屋さん、お酒屋さん、カレー屋さんをはじめお店をしている方もいれば、温泉地からやってきて指湯体験させてくれたり、絵本の読み聞かせ活動をしてる方などなど。

 

Ｑ 具体的には「てんとういち」は、どんなコンセプトのマルシェですか？

 

阿蘇が大好きで、阿蘇の良さをPRできるようなマルシェ。

行政がするPRとはまた違って、それぞれにお客様と近いところで阿蘇を紹介してくれます。

また、出店者は一般に募集をかけず、私がオススメする方に参加をお願いしています。

 

Ｑ 今回、他のイベントに参加する形になっているようですが、

イベント名称、場所、日程など具体的な説明をお願いします。

 

震災後、熊本と大分を支援し、復興へのきっかけづくりをしてくれているOK(大分・熊本の頭文字）プロジェクトというチームが、今度熊本で音楽を通じて復興につなげようと「OK MUSIC CARAVAN」というイベントを企画してくれて、うちはマーケット部門で「てんとういち」をまるごと参加させてもらうことになっています。

てんとういち含む「OKマーケット」は10時から16時熊本市新市街で開催します。

音楽イベント「OKMUSICCARAVAN」は17時開場、18時開演～21時半セカンドサイト5階にて。

 

● OK MUSIC CARAVANについて

 

「OK MUSIC CARAVAN」

"音楽が人々をつなぐ"

 

九州各地に大きな損害を与えた大分・熊本地震。

発生からまだ半年しか経っていないにも関わらず、次々に現れる大きなニュースに押し流され、被災地以外では報道される事も少なくなって来ています。

しかし未だ復旧していない地域もある現状で、震災によって浮き彫りになった地域の繋がりを音楽の力によって取り戻し、強めていこうと立ち上げられたのが「OK MUSIC CARAVAN」です。

このイベントに賛同して頂いたアーティストが地域を超えて旅をする事で、新たな繋がりを作ります。隣人が互いに助け合う顔の見える支援と復興へのきっかけ作りの場を目指して、各地で大分・熊本のショップが集まるマーケットも同時開催予定。

こちらのイベントの収益から出た利益は、熊本で震災の影響による立ち退きなどで継続が難しくなっている小商いをサポートする活動をしているBearBookが運営するコミュニティショップへの寄付などとして有効活用する予定です。

 

OK MUSIC CARAVAN 実行委員会

https://www.facebook.com/events/1403860302975612/

 

 

Ｑ 「てんとういち」の見所などあればお願いします。

 

マーケットは10時から16時まで新市街で開催。てんとういちメンバー以外にも熊本県内外のショップが集まります。熊本のミュージシャンによるライブも開催で入場料無料です。

今はなかなか阿蘇に来るにも道が分かりにくいといわれるので、今回初めて阿蘇を飛び出しての開催です。店主と直接話をして阿蘇のことをたくさん知って欲しいと思います。

 

また、マーケット終了後、17時からセカンドサイトで行われるOKMUSICCARAVANでは大橋トリオfeat.TheBOCOSとクラムボンの原田郁子さんのライブがあります。

 

 

Ｑ 活動を通じて印象的なエピソードなどあればお願いします。

 

Ladybugのお客様が、てんとういちで知った店に通うようになったり、

他のお店のお客様がLadybugのリピーターさんになってくれたり。

お客様の輪が広がっていくのを感じるのが一番の喜びで、やってきてよかったなーと思いました。

 

また、4月の地震で、いつも出店してくれているメンバーの中でも被災し、工房がなくなるなどの被害で活動ができずにいた方が数名いらっしゃいました。

今回てんとういちをするにあたって、お声掛けするのを躊躇いましたが、「てんとういちに出ようという気持ちが立ち直るきっかけになった。開催に向けてまた創作活動を始めることにした。」と、わざわざ電話をしてくれた方がいて、涙が出るほど嬉しかったです。

いろんな思いを胸に、みんなで新市街に出ていきます。