「歌舞伎ラボくまもと桜樹会」

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ヒューマン・ラボ
あらゆるジャンルの注目の人にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
熊本で歌舞伎をはじめとする日本の古典芸能が普及し、
根付くことを目的として活動している「歌舞伎ラボくまもと桜樹会」
小桜佳之輔さん森優雅さんがゲストです。
 
小桜さんは元歌舞伎役者で、小桜流日本舞踊家でもあります。
その小桜さんを中心とした表現集団が「歌舞伎ラボくまもと桜樹会」です。

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Q1、「歌舞伎ラボくまもと桜樹会」の活動内容を教えてください
 
熊本県内で広く一般の皆様と、歌舞伎をはじめとした日本の伝統芸能を気楽に身近に、
エンターテインメントの一部として楽しむことを目標に、歌舞伎のワークショップや舞踊会、
様々なイベントを主宰しています。
他、主要コンテンツとしては
・小、中学校での親子レクレーション、高校での体験授業『歌舞伎にふれよう!』
・保育園、幼稚園での体験教室『かぶきであそぼう!』
・各種団体主催の知識教養としての座学『歌舞伎を学ぼう!』
など、年齢層や目的に応じた内容の企画を実施中。
 
Q2、小桜佳之輔さんのプロフィールをお願いします
 
兵庫県生まれ 現在38才。
日本舞踊 小桜流の家に生まれ、幼少期から日本舞踊を身近に学ぶ。
21才で受験した・(株)松竹主催の『上方歌舞伎塾』に合格。
二期生として卒業後は、中村鴈治郎(現、人間国宝の坂田藤十郎)の門下に入り、
中村鴈祥(なかむら がんしょう)の名で全国の歌舞伎興業に出演。
11年間活動した後、現在は日本舞踊に軸足を戻し、小桜流 次期家元として関西を拠点に活動中。
 
Q3、発足のきっかけを教えてください
 
山鹿市の八千代座子供歌舞伎教室に、森が7年間子供と通いましたが、
そこに2年前から講師として来たのが小桜で、色々と話すうちに意気投合。
「熊本を歌舞伎の町にしたい!!」森の夢と、「熊本でもっと広い方々に、日本の伝統芸能の
楽しさを伝えたい!!」小桜の夢が両輪となり、この4月から八千代座子供歌舞伎とは別途、
歌舞伎ラボくまもと桜樹会として団体発足、現在に至る。
 
Q4、レクレーションや講座などで、具体的にどんなことをやるのでしょうか?
 
やる場所や層により変わりますが、歌舞伎のなんたるやを噛み砕いて伝えるレクチャー部分から始まり、『五感で感じてもらう』をキーワードにしています。
例えば、歌舞伎舞踊を舞う先生を「視る」、拍子木やツケといった独特の鳴り物の音をリアルに「聞く」 、実際に白塗りや隈取りといった歌舞伎特有のお化粧の体験もするのですが、珍しい道具や化粧品の質感を「さわる」、独特の「においを嗅ぐ」…などの方法で、身近に楽しく『実感する』ことに主眼をおいています。
 
Q5、どんな方々が参加されていますか?また、参加者の感想はいかがでしょうか?
 
老若男女様々な方にご来場頂いています。
お子さんの場合は「隈取りがカッコいい」といった具体的な声から、教えてもらった見得の切り方を友達といっぱいやりあいっこしたり(笑)、30代~40代の方からは「実際の歌舞伎の舞台を観に行ってみたくなった」とか「自分もしたくなった」とか、ご高齢の方からは「身体づくりのコツは?」といった健康相談まで(笑)
 
Q6、ズバリ、歌舞伎の魅力とは?
 
江戸時代から続く古い歴史があるのに、当時も今も何も変わらない、日本人のDNAが刺激されること。
日本人の美意識や、サービス精神に溢れていること。
舞台機構ひとつとっても、当時の人々の斬新な発想力と遊び心が今も採用され脈々と続いていることのすごさ。
江戸時代の市井の人々と、今も同じ普遍的な情感をテーマにお芝居をしていること。
 
Q7、イベント情報などあればお願いします
 
12月は、同じ日本の伝統芸能繋がりで夏にコラボイベントを行った香福寺『お寺de落語』の皆さんと、2回目となるコラボ企画を行います。
日付は12月16日(金)夜。具体的な内容と会場等につきましては今後、Facebookページ『歌舞伎ラボくまもと桜樹会』を検索の上、チェックして頂きますと、1月以降も随時UPして参ります。
 
以上、「ヒューマンラボ」でした。

Facebookページ 『歌舞伎ラボくまもと桜樹会』
 

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