公益財団法人日本サッカー協会

カテゴリー
会社のヒミツ
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ 特別編」。
特別編では、熊本地震からの復興に関する話題もお届けしています。
4月9日に熊本県民総合運動公園陸上競技場で、なでしこジャパン対コスタリカ女子代表による「キリンチャレンジカップ2017~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~」を開催する「公益財団法人 日本サッカー協会」の種蔵里美さんにお話を伺いました。
 
●ご出演者のプロフィール
 
氏名;種蔵里美
正式社名:公益財団法人日本サッカー協会所属
(役職):コミュニケーション部(広報担当)
プロフィール
柏レイソルや一般企業などの広報を経て、日本サッカー協会へ。
日本サッカー協会では、2016年までなでしこジャパン(日本女子代表)を担当、現在は国際・国内の大会などの広報を担当。
 
Q「日本サッカー協会」の基本情報を教えて下さい。
 
住所:東京都文京区本郷3-10-15JFAハウス日本サッカー協会
TEL:03-3830-2004(代表)
 
※同じビルの地下1階から地下2階に、日本サッカーミュージアムがあります。
※同じビルの他の階には、JFAのほか、Jリーグやなでしこリーグ、フットサルリーグ、各種連盟などサッカーに関わる団体が事務所を構えています。
 
オフィシャル・サイト:http://www.jfa.jp/
 
Q「日本サッカー協会」とは、どんな組織ですか?
 
1921年9月に設立。同じ年、現在の天皇杯にあたる大会の第1回を開催。
2年後には日本代表が初めて国際Aマッチを戦います。1929年に国際サッカー連盟(FIFA)に加盟。
1936年、日本代表がベルリンオリンピックに出場。
1954年には、初めてワールドカップ予選に参加します。
1964年の東京オリンピックではベスト8に進出し、次のメキシコオリンピック(1968年)で悲願の銅メダルを獲得します。
JFAは、1993年のJリーグ開幕で日本がサッカーブームに沸くなか、2002年のFIFAワールドカップを日本で開催するべく招致活動を推し進めます。
結果、1996年に日本と韓国の共催が決定。
翌1997年には、日本が初めてワールドカップ出場を決めます(ジョホールバルの歓喜)。
 
日本サッカー協会の理念は、サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することです。
サッカーの普及に努め、強化に努め、常にフェアプレーの精神をもって国内外の人々と友好を深めて国際社会に貢献することをビジョンとしています。
日本代表チームの強化・運営だけではなく、約95万人の登録選手が参加する各種大会の運営、指導者や審判の育成などを行っています。
 
Q「日本サッカー協会」の田嶋幸三会長は、熊本出身ですね。
 
筑波大学を経て古河電工へ。
1979年に日本代表に選出され、延べ7試合に出場しています。
現役引退後は指導者の道に進み、ドイツでコーチ研修などを積んだ後、U-16やU-19日本代表の監督を務めています。
その後、日本サッカー協会の技術委員長、理事などを経て昨年、会長に就任しました。
同時に、国際サッカー連盟の理事も務めています。
 
Q「日本サッカー協会」の歴史の中で、もっとも印象的な出来事は何ですか?
 
日本サッカー協会は、サッカー普及に努めるとともに、サッカーの強化に努めることをビジョンとして掲げています。
日本代表が世界で活躍することで、人々に希望や感動を届けることを目指していますから、そういった意味で、日本が初めてワールドカップ出場を決めた1997年は数々の出来事のなかでも印象的なことのひとつだと思います。
 
今年は、初めてワールドカップ出場を決めた、あの1997年から数えてちょうど20年。
現在、日本代表はロシアワールドカップに出場するべく最終予選を戦っています。
3月から再び試合が始まりますので、そちらもぜひ応援をよろしくお願いします。
 
Q「日本サッカー協会」のマークは、黒いカラスが有名なんですが、そもそもいつごろから使っているのか?
どんな「いわれ」があるのか?詳細を教えて下さい。
 
JFAシンボル_CMYK.png
 
シンボルマーク、日本代表エンブレムでボールをおさえているのは、三本足のカラスです。
中国の古典にある「三足烏」(さんそくう)と呼ばれるもので、太陽をシンボル化したものです。
旗の黄色は公正を、青色は青春を表しています。
 
なお日本代表マスコットのカラッペ・カララも、三本足のカラスです。
 
 
Q4月9日熊本で「なでしこジャパン」の復興支援マッチが開催されるそうですね。
詳細を教えて下さい。
 
国際親善試合「キリンチャレンジカップ2017」を4月9日(日)午後7時より、熊本県民総合運動公園陸上競技場で開催します。
なでしこジャパン対コスタリカ女子代表の試合になります。
これは、「熊本地震復興支援マッチがんばるばい熊本」として開催するもので、試合には、被災地の方々を数千人規模で試合にご招待します。
また試合前後に、子どもたちを対象としたサッカー教室なども計画しています。
 
Q今回、高倉麻子監督が就任して以来、初めての国際親善試合だそうですね。
高倉監督について教えて下さい。
 
2016年4月に、なでしこジャパンの監督に就任。初の女性代表監督です。
現役時代は現在の日テレ・ベレーザの中心的選手。アメリカでもプレーしました。
日本女子代表には16歳でデビューし、79試合出場30得点。
ワールドカップに2度、またオリンピックにも1996年に出場しています。
現役引退後はU-13などアンダーカテゴリーの代表を指導し、2014年にU-17日本代表を率いて、U-17女子ワールドカップコスタリカ2014で優勝しました。
なでしこジャパンに対しては、「世界の女子サッカーをリードするサッカーをやりたい」「日本人らしい、攻守でアグレッシブに連動するサッカーに磨きをかけたい」と語ります。
就任以来、なでしこジャパンの活動はいずれも海外での試合(アメリカ、スウェーデン、ポルトガル)だったため、今回は満を持しての国内お披露目となります。
高倉監督が就任してから新たに選出されている若手選手などもおり、新生なでしこを見ていただくチャンスです。
 
Q対戦相手の「コスタリカ女子代表」、どんなチームですか?
特徴など紹介して下さい。
 
日本が準優勝したFIFA女子ワールドカップカナダ2015に、北中米代表として出場しました。
体格は比較的、日本と似通っています。
世界ランキングは日本の7位に比べて29位。
差があるように思えますが、女性監督のもと、近年力をつけて来ているチームです。
高倉監督も、女子ワールドカップを視察した際に「面白いサッカーをするな」と印象に残っていたそう。どんな戦いを見せてくれるか、注目です。
 
Q4月9日の復興支援マッチのチケットが、2月25日(土)に一般発売されるそうですね。
詳細を教えて下さい。
 
今週25日(土)10:00より一般販売を開始します。
インターネット・電話販売(チケットぴあ、CNプレイガイドなど)のほか、店頭ではファミリーマートをはじめとする各種コンビニで購入いただけます。
 
チケット価格は、メインスタンド指定席のカテゴリー1で前売りが4,100円。
そのほかはゾーン内自由席となり、メインスタンド側のカテゴリー2で前売り3,600円。
バックスタンド中央エリアのカテゴリー3が2,600円。
ゴール裏のカテゴリー4は、前売りで一般2,100円、高校生1,500円、小中生500円でお買い求めいただけます。
当日券はいずれも500円増しの金額となります。
チケットのお問合せは熊本県サッカー協会(096-247-6980)まで。
 
Qそのほか「日本サッカー協会」「復興支援マッチ」などに関する面白いエピソードなどあればお願いします。
 
今回、熊本県が後援としてサポートしてくださっていることもあり、来場先着15,000名様には、日本代表エンブレムとくまモンがコラボした特製レジャーシートをプレゼントします。
なでしこジャパンらしい、ピンクのレジャーシート。ぜひ会場で手にして下さい。
 
また今回の試合に関連して、2月26日(日)、熊本空港で一日限定の「なでしこジャパン展示」を開催します。
2011年の女子ワールドカップ優勝トロフィーや国民栄誉賞の盾、銀メダルに輝いたロンドンオリンピックのアイテムなどを特別に展示します。
普段は東京の日本サッカーミュージアムにある品々が特別に出張する機会です。
 
オフィシャル・サイト:http://www.jfa.jp/
 
------

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

FMK Morning Glory

「熊本の朝をさわやかに!」を合言葉にお届けしています。
毎週月曜~木曜の 7:30~10:34
パーソナリティ
月曜・水曜 長木真琴
火曜・木曜 松村奈央
番組ホームページはこちら