毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。

毎週、松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。

 

今日ご紹介するのは、現在公開中の「スパイダーマン　ホームカミング」です。

 

サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」シリーズ、マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン」シリーズと、2000年代だけでも、映画のシリーズが２つあり、どちらも大ヒットしてきた人気コンテンツが「スパイダーマン」です。

今日ご紹介する「スパイダーマン」は、そのどちらでもない、全く新しいシリーズ！

「アベンジャーズ」シリーズでおなじみの、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の１つで、時系列としては、2016年に公開された「シビル・ウォー　キャプテン・アメリカ」の続きになります。

 

新しいスパイダーマンことピーター・パーカーは、これまでのシリーズで最も15歳の高校生らしい、フレッシュさが特徴！

演じるトム・ホランドは、「インポッシブル」で注目を集めた若手スターで、ミュージカル版「リトル・ダンサー」に出演するなど、その身体能力の高さも新たなスパイダーマンにピッタリです。

ちなみに、ジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」イギリス版では、主人公・翔の声を担当しています。

これからの活躍が期待される新世代のスターです。

 

今回のスパイダーマンがこれまでと一番違うところは、アイアンマンこと、トニー・スタークが、スパイダーマンの指導者としてたびたび登場すること！

おなじみのスパイダーマンスーツも、トニー・スタークが製作してプレゼントした

かなりハイテクなもので、カレンというＡＩが搭載されていたり、スパイダーマークがドローンになったり、クモの糸の種類を選ぶことが出来たりと、新たな機能も満載です。

ちなみに、このカレンの声は、ジェニファー・コネリーが担当しています。

まったく顔が出ない声だけの出演ですが、素敵な声を聞かせてくれますので、注目です。

 

また、悪役であるバルチャーを演じているのは、なんとティム・バートン監督の

「バットマン」でヒーロー・バットマンを演じたマイケル・キートン。

元ヒーローが今回悪役になることでも話題となっています。

 

今回の「スパイダーマン」は、2012年の1作目の「アベンジャーズ」で破壊されたニューヨークが舞台です。

マイケル・キートン演じるエイドリアン・トゥームスは、1作目の敵キャラ・チタウリ軍の瓦礫を回収する仕事をやっています。

ところが政府作った新組織「ダメージ・コントロール局」がやってきて、仕事を奪われてしまいます。

激怒したトゥームスは、チタウリの未知の技術を使って、復讐の鬼「バルチャー」となり、町を破壊しはじめます。

 

一方、「シビル・ウォー」の活躍で世間の人気ものになった「スパイダーマン」ことピーター・パーカーは、「アベンジャーズ」の正式メンバーになることを夢見て、日々活動していました。

ところが、肝心のところでヘマばかりして、なかなかヒーローになる夢を実現することができずにいました。

そんな中、ニューヨークの街を破壊するバルチャーたちの存在を知ったピーターは、「スパイダーマン」として、悪と対決することになるのですが・・・・・・。

 

これまでの「マーベル作品」に比べて、学校や家庭などの日常描写が増えているのが、今回の作品の特徴。

「学園もの」としての側面もあって、コメディ要素も多いので、これまで「マーベル作品」を敬遠していた初心者にはおススメの作品です。

 

「マーベル・シネマティック・ユニバース」の１つとしてリブートされたことで、

今後、他のヒーローたちとの共演も期待できそうな、新生スパイダーマン。

ぜひ、スクリーンでその魅力を確かめてくださいね！

 

ちなみに、今後の「マーベル・シネマティック・ユニバース」作品は、秋に「マイティソー・バトルロイヤル」、来年「ブラック・パンサー」が公開された後に「アベンジャーズ」の3作目「アベンジャーズ／インフィニティ―ウォー」が公開になります。

この3作目の「アベンジャーズ」では、現在のところマーベルのヒーローが67人も登場するらしいです。

まだまだ「マーベル」から目が離せませんね。

 

今日ご紹介した映画「スパイダーマン　ホームカミング」は、

■ＴＯＨＯシネマズ　光の森

■ＴＯＨＯシネマズ　はません

■ＴＯＨＯシネマズ　宇城

■ユナイテッドシネマ熊本

■イオンシネマ熊本

で、現在公開中です。

 

「スパイダーマン ホームカミング」オフィシャルサイト

http://www.spiderman-movie.jp/