「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。

ヘアメイクアップアーティストの山本和美さんがゲストでした。

 

● ご出演者のプロフィール
 

名前：山本和美　（ふりがな）やまもとかずみ

プロフィール：

熊本在住ヘアメイクアップアーティスト

福岡のヘアメイクスタジオ、東京のメイクアップアカデミー、福岡の美容学校で学んだのち、それぞれ資格を取得    

その後、学び始めて3年経たずに独立

数々のTV番組や、CMなどのヘアメイクや沢山の花嫁のヘアメイクを手掛けてきました

趣味は、お店の化粧品コーナーやネットでの美容関連商品を探すのが好きなので、それらを試す事家にはそれらが余るほどあります

あと音楽も好きで、ライブなどにもたまに行っています

 

ホームページ、ブログなど：FB インスタをやっています
Fecebook : https://www.facebook.com/kazumi.yamamoto.90475

 

Ｑ 活躍の場について教えて下さい。

 

主に、TV・CM・スチール・ブライダル・雑誌・ショーなどのヘアメイクを手掛けています

それに加えて最近は、TV出演やヘアメイク講師などの依頼も増えてきています

TVの現場では、数多くの芸能人、著名人のメイクをやっています

それぞれの仕事の現場では、メイクのやり方を変えなければいけません

TVはTVのメイク、しかもスタジオとロケでは、加減を変えなければいけませんし、季節的な事でもやり方が変わってきます

スチールでは、カメラマンがどういう風に撮る方なのか把握して、創り方を微妙に変えています  

もちろん1番大切なのは、その現場で何を要求されているメイクなのかを考えて、それにあったものを創るという事です

なので、どういう現場なのかわかった時点で、必要な事の下調べ、必要な道具の確保など、入念にチェックします

どんどん道具が増えて行って、運ぶのにかなり苦労するんですが、「持ってきてないです」と言うのが嫌なので、どんなに大変だろうと、ちゃんと準備していきます

 

Q 今の仕事を始めたきっかけは？

 

中学生の頃から、メイクをする人になりたいと思っていました

でも、勉強するのにすごくお金がかかることを知って、諦めて普通に就職しました

色々ありまして、28の時、このまま何もせず歳とっていくのは嫌だと思い、もう一度夢だったヘアメイクを学ぼうと、その時見つけた福岡のメイクスクールに趣味の一環で、行くことにしました 

人より、１０年学び始めるのが遅かったので、その時はプロになるなんて思ってませんでしたが‥学んでいくうちに、ハマってしまい、学費や道具を揃える為に、仕事4つくらい掛け持ちしてました

そのうち、人に使われるのは嫌だと思い、後先考えず、しかもなんのあても無いのに独立したんです

 

Ｑ メイクさんになる為に必要なものは？

 

一つの例として、まずメイクの学校に行って、必要なメイクの知識を学びます

そこで、カリキュラムを終了したという証明のデュプロマを取得します 

あと、コレが1番大切ですが、美容学校に行って美容師の国家免許を取得しなければなりません

私は、ヘアメイクの学校2箇所、美容学校を通信で3年行きました 

日本は、ヘアメイクという国家資格がないので、美容師の国家資格が必要です

そして、美容室やヘアメイクスタジオなどでアシスタントをして、修行の期間を経て独立する人はする感じですヘアメイクに適してる人は、自己管理がちゃんとできる人 

色々な現場では、沢山の人が関わっています

例えば、前の日に遊びすぎて、遅刻したとかは通用しません

あと、気遣いが出来る人、他人よりも自分！という人は、相手が何を求めてるかを気づく事ができません 

そして何より、メイクが好きで好きでたまらないという事が1番だと思います

 

Ｑ やってて楽しいこと、辛いことは？

 

楽しい事は、自分のやった事が、沢山の人の目に触れる事

あと、TVの中で見てる有名人をメイク出来る事 

普通の方が入れないような、すごい現場に入れる事

この顔で一生いたいです、ありがとうございます！といわれた時

辛いことは、朝ゲキ早の現場に行く時

真夏の炎天下、真冬の山の上での撮影

 

Ｑ これからやってみたい事は？

 

今、やってる事をしっかり地道にやることが1番です

そして、一人でも多くの人を、メイクで綺麗にしていきたい 

メイクの必要性を沢山の人に伝えて、わかっていただきたい 

本当は、海外でヘアメイクの仕事をやりたいけど、コレは夢で終わりそうです

 

Ｑ 他の人と違う、自分のメイクの個性などありますか？

 

私のメイクは、何年経とうが古さを感じないと思います

年齢がいくほど、色々な部分を省いていって、よりナチュラルして行くのが、1番美しいと思うので、盛り過ぎないメイクにしています 

ニュートラルなメイクだと思います

ただ、肌づくりと眉だけは、こだわりにこだわるので、メイク時間の半分はそれに費やします肌と眉を見れば、すぐに私のメイクと解るかもしれません