「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。

第21回 津軽三味線コンクール全国大会で優勝した津軽三味線奏者の本田浩平さんがゲストでした。

●ご出演者のプロフィール

お名前：本田浩平    ほんだこうへい

津軽三味線奏者

熊本県熊本市出身。

14歳で津軽三味線を始め、15歳の時に福居流津軽三味線の福居慶大氏に師事。現

在は東京を拠点に活動。

第21回津軽三味線コンクール全国大会優勝。

津軽三味線、ピアノ、パーカッションのユニット「がむしゃら」としても活動中。

 

Ｑ 改めて「津軽三味線」がどんな楽器か、特徴など教えて下さい。

 

ほかの三味線とは違い、皮まで叩く力強さと、アドリブで演奏する自由度の高い楽器だと思います。

 

Ｑ 本田さんが津軽三味線を始めたきっかけを教えて下さい。

 

中学二年生の時にテレビで津軽三味線の演奏を見てかっこいいと思い始めました。

 

Ｑ 津軽三味線を始めるまでには楽器の経験はありましたか？

 

全くないです。

音楽の授業のリコーダー程度です。

 

Ｑ 現在は東京を拠点に活動されていますが、熊本から上京しようと思った時期やきっかけについて教えて下さい。

 

高校生の頃に津軽三味線に没頭していて、卒業後もこの道でもっと勉強したいと思い、師匠に相談して上京して勉強することを決めました。

 

Ｑ 本田さんがライブ出演されている「民謡の店 浅草追分」とはどんなお店ですか？

 

民謡や津軽三味線のプロを志す若手が全国から集まり、舞台に立ちながら演奏やお喋り、お客さんとのコミュニケーションなど色々なことを勉強してます。

お客さんは食事やお酒を飲みながら生のライブを聴けるお店です。

住所：東京都台東区西浅草3-28-11  電話番号：03-3844-6283

 

Ｑ 4月に行われた「第21回津軽三味線コンクール全国大会」で優勝されたそうですが、これはどんな方々が参加するどんな大会ですか？

本田さんご自身の大会への挑戦のこれまでの道のりについて教えてください。

 

プロアマ問わず、テープ審査を突破した全国の実力派の津軽三味線弾きの方々が毎年挑戦してます。

僕は高校三年生の時に初挑戦して、翌年初めて入賞し準優勝をいただきました。

以降毎年入賞はしてきましたが、いいとこ準優勝止まりで今年13回目の挑戦でようやく優勝できました。

 

Ｑ 今回の演奏ではこれまでと違った工夫などされたのでしょうか？

ご自身ではどんなところが良かったと思いますか？

 

あまり大きな工夫はしてなかったと思いますが、津軽三味線の特徴でもある低音の叩きの音をしっかり聞かせようと思って演奏しました。

(以前審査員の先生にもそこが大会では大事といわれたことがあったので)

 

Ｑ これまで挑戦してきた中で、大会への参加をやめようと思ったこと、津軽三味線をやめたいと思ったことはありますか？

 

津軽三味線をやめたいと思ったことはありませんが、大会は何度かありました。

特に大会に挑戦しだして６～９回目の挑戦辺りは成績が低迷していたのでもう厳しいんじゃないかと思っていました。

 

Ｑ 津軽三味線の魅力はどんなところですか？

 

演奏者もお客さんも自由に楽しめるところじゃないかと思います。

演奏もアドリブ楽器ですし、お客さんの拍手のタイミングなども演奏中に自由にしていいので、あまり形式にとらわれず楽しめる音楽だと思います。

 

Ｑ 熊本で予定されているコンサートについて教えてください。

 

7月16日（月・海の日）熊本県立劇場コンサートホール行われる「ふるさとの宝を！コンサート」に出演します。

熊本出身の音楽家が西洋音楽、和楽器など様々なジャンルから多数出演します。

13:30開場14:00開演。全席自由一般￥2,000／大学生以下￥1,000。

問い合わせは熊日プレイガイド、チケットぴあ等。

翌7月17日（火）熊本国際交流会館ホールにて「本田浩平津軽三味線コンサート」開催。

こちらはチケット完売。

 

Ｑ 現在購入することができる本田さんのCDについて教えてください。

 

ソロミニアルバム「天邪鬼」￥1,000、

ユニットがむしゃらアルバム「がむしゃらふぁーすとあるばむ」￥2,000

両方ともTwitter、Instagram等で注文販売他、大手音楽サイトにてダウンロード配信中です。

 

今日のゲストは津軽三味線奏者の本田浩平さんでした。