映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

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キネマのススメ


毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」です。
 
2012年にディズニーが「ルーカス・フィルム」を買収して、グリープの傘下に収めてから、ファン待望の「スター・ウォーズ」プロジェクトが再スタート。
これまでに「エピソード7 フォースの覚醒」と「エピソード8 最後のジェダイ」の正当なシリーズ本編2本と、スピンオフである外伝「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」が公開されてきました。
 
今日ご紹介する作品「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は、スピンオフの第2弾!
ハン・ソロは「スター・ウォーズ」シリーズ屈指の人気キャラクター。
ハリソン・フォードは、このハン・ソロ役でブレイクし、インディ・ジョーンズとともに生涯の当たり役となっています。
今回の作品では、彼がルークやレイア姫に出会う前の若き日を描いていますので、俳優は、ハリソン・フォードではなく、期待の若手スターが演じています。この若きハン・ソロの無鉄砲ぶりがこの映画の大きな魅力になっています。
 
物語は、「エピソード4 新たなる希望」の10年前、ハン・ソロの生まれ故郷である惑星コレリアから始まります。
家族もなく、スラム街でたった1人で育ったハン・ソロは、幼馴染みのキーラとともに、今の暮らしから抜け出そうと惑星コレリアからの脱出を試みますが失敗。
やむを得ず、ハン・ソロは帝国軍のパイロット養成アカデミーに行くことに・・・。
ここから、めくるめく冒険が始まります!
 
映画では、ハン・ソロが賞金稼ぎになった理由や、相棒チューバッカや悪友ランド・カルリジアンとどんな風に出会ったのかなど、これまでベールに包まれていたハン・ソロの過去を、手に汗握るアクション満載で描いていきます。
 
それ以外にも、ハン・ソロが持っている銃は、誰から受け取ったのか?
度々、ハン・ソロが口にしていた「ケッセル・ランを12パーセクで飛んだ」という無謀なフライトはいったいどんなものだったのか?
ミレニアム・ファルコン号の先端は、どうして二股に分かれているのか?
(ちなみに、今回登場するファルコン号の先端は、二股になっていません・・・・)
また、「ハン・ソロ」という名前の由来も出てきます。
まさか、あんな風に名前がついていたとは意外です。
とにかく、「スター・ウォーズ」サーガが好きな人には、たまらない細かいネタがたくさん出てきますので、見逃さないで楽しんでくださいね。
 
若き日のハン・ソロを演じるのは、「ヘイル・シーザー!」で注目された若手俳優オールデン・エアエンライク。
なんと通算6回のオーディションを経て、この大役を掴み取った新星です。
ハン・ソロの幼馴染で、キーパーソンとなる美女キーラを演じるのは、「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」のエミリア・クラーク。
 
さらに、悪友ランド・カルリジアンには、「スパイダーマン:ホームカミング」のドナルド・グローヴァーが扮しています。
さらに、盗賊団のボス・トバイアス・ベケットを「スリー・ビルボード」の名演も記憶に新しいウディ・ハレルソンが演じています。
 
監督は、「ダ・ヴインチ・コード」や「ビューティフル・マインド」で知られる名匠ロン・ハワード。
実は、この作品は、当初、「LEGOムービー」のフィル・ロード&クリス・ミラーという俊英コンビが手掛けていましたが、映画の完成間近な時点で降板、大幅な再撮影を行うという紆余曲折がありましたが、「スター・ウォーズ」を初めてアカデミー賞監督が担当することになり、見事に完成。
ロン・ハワード監督らしい冒険活劇に仕上げるあたりはさすがベテランです。
実は、ロン・ハワード監督は、昔、俳優をやっていて、「スター・ウォーズ」の生みの親ジョージ・ルーカス監督の出世作「アメリカン・グラフィティ」の主役も務めています。
「アメリカン・グラフィティ」には、若き日のハリソン・フォードも出演していますので、この「ハン・ソロ」には、うってつけの監督だったと言えそうです。
 
本国・アメリカでは何かと賛否があるようですが、「スター・ウォーズ」のファンにとっては、間違いなく楽しめる1本ですよ!
 
それと、シリーズが長くなって、どれから観たらいいのかわからないという「スター・ウォーズ」初心者には、入門編として最適な1本だと思いますよ。
 
今日ご紹介した映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■ユナイテッドシネマ熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」オフィシャルサイト 
 
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