「SANLDK」デザイナー/オーナー 藤本匡祐さん

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月曜対談

「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
アパレルブランド「SANLDK」のデザイナーで、オーナーの藤本匡祐さんがゲストでした。

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●ご出演者のプロフィール
名前:藤本匡祐(ふりがな)ふじもときょうすけ
所属:アパレルブランドSANLDKデザイナー/オーナー
20歳の時に、洋服が好きでこの業界に身をおき、365日寝る直前までジーンズを履いてるくらい、デニムが好きすぎるジーンズオタクみたいになってました。
23歳の時に「自分でジーンズを作ってみたい」と思い、販売する側から製作する世界へと舵をきりました。
リメイクや加工のスキルは、ほぼ独学で身につけました。先日、アトリエ併設のショップをオープンしました。
色々好きなもの,したいことが多すぎて、これっと言うものはないのですが、今一番したいことは、子供たちとキャンプに行きたいです(笑)

店舗 : SanldkStudio
熊本県熊本市中央区草葉町2-32ウェルブライト上通り1F
TEL : (代表)096-211-5815
HP : https://sanldk.com

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ブランド:sanldk_official
店舗:sanldk_studio

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Sanldk

Q まずは「SanldkStudio」について教えて下さい。

SanldkStudioは、アメリカンガレージのような雰囲気をもった、秘密基地のような場所で、「服が生まれる瞬間を知ってほしい」という想いをこめて作りました。
目の前で、リメイクやカスタムができ、お客様と一緒にものづくりができる空間を作れたらいいなと思っております。
取り扱い商品に関しては、SANLDKオリジナルのデニム、レザー製品をメインに、2つの素材に合い、ユーモアの効いたセレクトアイテムも多数取り使っております。
個性的なスタイルを求めて来られるお客様や、自身でお持ちになってるデニム製品のカスタムを依頼しに来られる方が、男女年齢問わず多いです。

Q 藤本さんの仕事内容は?

SANLDKはデニムとレザーを主としたアイテムを製作しておりますが、基本的にデザインは私がメインで考案し、製作に関しては全てを私が一人で行うのではなく、レザーアイテムの製作はレザー職人である私の妹に任せており、実質、デニムの製作は私、レザーは妹と役割分担をして製作しておりますが、男女の感性もまた違うので、意見交換しながら製作しています。
デニム改造師ですが、これは勝手に私が肩書きとして作ったものでして、デザイナーというと様々なデザイナーさんがおられて幅広いですし、また、デニム職人というのもしっくりこなかったので、何かインパクトあってしっくりくるものはないかと考えていたら、リメイクやカスタムをするのは改造だよな、改造師でいいじゃん、デニム改造師って何??思われるくらいがちょうどいいかなと思いこの肩書きにしました。
デニム改造師としては、デニム製品だけに特化した改造(リメイク&カスタム)をしています。
例えば、SANLDKのベーシックな一本をお客様好みに装飾したり、破壊したり、またあるときは、お客様自身がお持ちになってるデザインが古くて履けなくなったジーンズや履くのに飽きてタンスの肥やしになてるようなジーンズを改造して、履けるようにしてほしいなどの依頼を受けてます。
デニム製品に特化しておりますので、パンツだけでなく、デニムジャケットなどの依頼も多いです。
こういうとなんでもできると思ってこられるお客様もたまにおられるのですが、なんでもはできませんが、今あるスキルでできることは最大限でやらせていただいてます。
もちろん、できないことをできるようにするスキルアップも手を抜かずやっておりますので、そのうちまたできることが増えていくかと思います。

https://sanldk.themedia.jp/posts/2421562

https://sanldk.themedia.jp/posts/2434133

https://sanldk.themedia.jp/posts/2436269

Q 藤本さんのジーンズやデザイン作品の凄い所・こだわり・自慢できる点は?

私が作るジーンズの一番のこだわりは、履いた時のシルエットです。
もともと野球をやっており、お尻、太ももが太く、どうにかして細く見せたいと思ってましたし、スポーツをやっていた人で同じ悩みというかコンプレックスを抱いてる人も多いのではないかと思います。
スキニーパンツ履けないですし、だぼつく感じも美しくはないので、履いた時、他の人に後ろから見られた時、立ち姿など誰がどの角度から見ても美しくかっこよく見えるシルエットがこだわりと自慢です。

Q リメイク作品について教えて下さい。

リメイクやカスタムについては、ペイント、ダメージ加工、パッチワーク等、壊して直して装飾することをメインにやっております。
なので、作品としては、結構激しめというか、インパクトがありパンチが効いたのものが多いかなと思います。
自社のリメイク加工は私が全てデザインしますが、お客様のセミオーダーや持ち込みオーダーについては一番多いのが雑誌の切り抜きや画像を持ってこられる方が多いです。
あとはお客様と一対一でコミュニケーションを取りながら、趣味嗜好を踏まえてデザインすること多いです。
初めての方などは、¥5,000から「お任せ」オーダーもやっているのでそちらの利用も多々あります。

Q これからの展望についてお話下さい。

生まれも育ちも熊本で、熊本が大好きなので、ジーンズを皮切りに、熊本のファッションシーンを盛り上げるというか、ファッションカルチャーを作って行きたいですし、昨今、様々な素材のパンツの躍進がすごく“ジーンズ離れ”も歌われているので、ジーンズの良さ、デニム素材の良さをもっとみなさんに知ってほしいという思いもあります。
そのために、今月頭に、ジーンズソムリエという資格取得の試験を受けてきました。
合否の発表はまだですが、これを持つことで、少しは信頼度がアップするかな?と思います(笑)
よく、昔の熊本のファッションは良かったと言われますが、私はその時代を生で見ていないので、昔も良かったけど、今もすごくいいね!と言われるように熊本のファッションを盛り上げていきたいと思います。
ブランドしては、まだまだ小さいのですが、他県や近隣の海外(台湾など)に、売り込みに行こうと考えてます。
上記のことをするためにも、まだまだデザインや加工などのスキルをもっと磨いて、「熊本でデニムさわらせるなら改造師のアイツ」となるまで、走り続けていこうとおもいます。

今日のゲストはSanldkStudioオーナー:藤本匡祐さんでした。
 

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毎週月曜~木曜の 7:30~10:34
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火曜・木曜 松村奈央
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