「みやじまロボットクラブ」

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月曜対談
「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
来月、タイで行われるロボット競技会「WRO国際競技会」に日本代表のメンバーとして選抜された
「みやじまロボットクラブ」の中学生チームのメンバー3人、
本村祐成さん、山本拓真さん、田中克侑さんと指導者の吉田秀人さんがゲストでした。

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●ご出演者のプロフィール
 
代表者お名前:吉田秀人(よしだひでと)
代表者所属・肩書:みやじまロボットクラブ代表
学生時代(八代高専)にロボットコンテストに参加し、面白さを実感。
卒業後そのまま独立し民間で理科教室の企画指導を行いながら8年前より宮嶋財団でロボットの指導を開始した。
WEBデザイナーを兼業。
◆中学生
本村祐成(もとむらゆうせい)
山本拓真(やまもとたくま)
田中克侑(たなかかつゆき)
 
 
Q「みやじまロボットクラブ」の概要を教えてください。
 
八代市の中心部である八代市松江本町9-5の宮嶋利治学術財団教室を拠点とします。
毎週土曜日にロボットクラブの練習時間を設けています。
対象は小学生5年生が午前10時。
小学6年生と中学1年生が午後2時。
中学2,3年生が午後4:30より各2時間ずつのクラスに分けています。
問い合わせ先は代表の吉田まで 090-5380-4998
 
Q「みやじまロボットクラブ」は、いつ、どんな目的で設立されましたか?
現在の生徒数、学年ごとの人数や男女比などを教えてください。

みやじまロボットクラブは2011年に初心者向けの宮嶋財団のロボット教室(12回講座無料)を終了後にロボットをさらに続けたいとの希望から吉田と保護者で開設したクラブです。
クラブ設立当初からWROの世界大会進出を目標としてきました。
現在39名。高校生2人、中学生22人、15人。女性は中学生に1人。小学生に2人。
(ちなみに小学生の2人はWROの全国大会7位でした。)
 
Q「みやじまロボットクラブ」ではどんな教材を使って、どんなことを学ぶことができますか?
 
ブロックで有名なLEGO社のロボット教材「マインドストーム」を使用しています。
小学生から使える専用のプログラムソフトをつかい、本格的なプログラムを行います。
また、レゴブロックを使い自由にロボットを組み立て、想像力を伸ばし、本格的なロボット開発を行います。
(この教材は工業系大学でもよくつかわれています。)
 
Q いつ頃、どんな目的で教室に通いはじめましたか?
 
小学生の時にロボット教室のチラシを見て面白そうだと思ったことや親からも勧めもあり参加しました。
小さいときかプラモデルなどモノづくりが大好きだったことも理由です。
 
Q 9月9日に行われた「ロボット競技会WROJAPAN全国大会」で「みやじまロボットクラブ」の中学生チームが準優勝したそうですが、これはどんなことを競う大会だったのでしょうか?
 
レゴ社製のロボットを使用し、畳サイズの広さのフィールドでブロックを7個を拾い上げて、指定された位置に置く競技です。
ロボットの正確さとスピードを競います。
また、ロボットとプログラムを自分たちで作ったことを証明するために、大会では選手自身でロボットの組立て、追加ルールによる短時間でのプログラム製作が含まれています。
 
Q 大会の感想を教えてください。
 
ロボットの正確さを出すのが多変でした。
特に1mm単位での調整が必要でしたので何度も何度も繰り返し、全国大会に間に合わせました。
 
Q 11月にタイのチェンマイで行われる「WRO国際競技会」に日本代表のメンバーとして選抜されたそうですが、これはどんな大会ですか?また日本代表として、他にどんなチームが参加するのでしょうか?
 
WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)は2003年から行われているLEGO社のロボットを使った世界的ロボット競技会です。
私たちが参戦する中学生部門では約30か国、80チームが参加します(この部門では日本代表は私達と富山県のチームです)。
全体では高校、小学部門やプレゼンテーション部門などもあり50か国400チームが技術を競い合います。
 
Q「WRO国際競技会」に向けて、どんな準備をしていらっしゃいますか?
 
熊本県からの世界進出は初めてなので手探り状態です。
まずは全国大会の反省を活かしてプログラムやメカニズムの再調整を行っています。
しかし目標は金メダルです。
今回で結果が出ればそれでもいいのですが、来年以降のチャレンジの為に高いレベルでチャレンジし、来年の高校生部門や後輩のためにノウハウを残します。
 
Q 将来の夢はありますか?
プログラミングに関連するような職業志望でしょうか?
それともまったく違う夢でしょうか?
 
プログラマーやロボットクリエーターを目指しています。
また、その為に工学系の大学進学を目指しています。
 
Q「みやじまロボットクラブ」で指導される上で、どんなことを学んだり身に付けたりして欲しいと思われていますか?
 
ロボットクラブでは人材育成を大事にしています。
最も大事な3つは「思考力」「努力」「チームワーク」です。
ロボットクラブでの練習を通してこの3つを育て、技術者や研究者を目指すこともいいですが、それ以外の受験や社会人になってからのスキルが育つように意識しています。
 
Q「WRO国際競技会」に向けて意気込みをお願いします。
 
初チャレンジですが上位入賞を目指して頑張ります。
また、世界大会の体験を来年の自分たちや後輩たちに伝えたいと思います。
ありがとうございました。

今日のゲストは、来月、タイで行われるロボット競技会「WRO国際競技会」に日本代表のメンバーとして選抜された「みやじまロボットクラブ」の中学生チームのメンバー3人、本村祐成さん、山本拓真さん、田中克侑さんと指導者の吉田秀人さんでした。

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