熊本日本フィルの会 事務局「第44回 九州公演 日本フィル in kyusyu 熊本公演」

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月曜対談
「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
熊本日本フィルの会 事務局瀬尾洋子さん山口真紀子さんがゲストです。
2月19日(火)市民会館シアーズホーム夢ホールで開催される「第44回 九州公演 日本フィル in kyusyu 熊本公演」について伺いました。

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● 熊本日本フィルの会概要
 
住所:〒860-0847 熊本市中央区上林町3-34上通ニューコーポ204号 Comodoartsproject内
問い合わせ先:熊本日本フィルの会事務局:(平日 11時~15時)電話/090-5941-3264
ウェブサイト:http://www.jph-kumamoto.net/
E-Mail : webmaster@jph-kumamoto.net
Twitter:@jphkumamoto 熊本日本フィルの会
 
Q① 熊本日本フィルの会はいつ、どんな目的で作られましたか?
会員数や活動内容について教えてください。
 
熊本の文化人、音楽界の方々の呼びかけで1975年10月30日に約60名の会員数で発足。
日本フィルハーモニー交響楽団を応援する目的で、1976年5月開催の第2回九州公演熊本演奏会へ向けて活動を開始しました。
現在の会員数は約25名。
毎年2月の日本フィル公演を主催するほか、県内の仮設住宅、病院、老人養護施設、小中学校などに日本フィルの室内楽を届ける活動を行っています。
 
Q② おふたりは楽器を演奏されたりしますか?
ご出演者のプロフィールを教えてください。
 
○瀬尾・・・高校まで合唱をやっていました。
2000年の2月にこの日本フィルの九州ツアーでベートーヴェンの「第九」の演奏があったのですが、その合唱に参加し、夢のような経験をしました。
それがご縁で実行委員会に入りました。
 
○山口・・・日本フィルとの出会いはたまたまバレンタインのプレゼントに選んだ演奏会。
その数年後、勤務先のお客様のご紹介で熊本日本フィルの会に入会。
公演当日は楽屋で指揮者・ソリスト・楽団員の皆さんのお世話や、最近は当日券・当日清算などを行なっています。
瀬尾さんが合唱で参加された、第九の時には合唱団の事務局として奮闘。
楽譜も読めませんし練習もあまり参加できず、ほぼ口パクでステージに立ちましたが、普段出ないような声が出て、鳥肌の立つような経験をしました。
いつか、リベンジしたいです。
今日は、瀬尾さんと2000年合唱団コンビです。
 
Q③ 日本フィルハーモニー交響楽団について教えてください。
 
日本フィルは、東京を拠点に活動されているプロのオーケストラです。
熊本出身のメンバーもいらっしゃって、ヴァイオリンの本田純一さんや、若手ホルン奏者の原川翔太郎さんも活躍されています。
 
【概要】
1956年6月創立、楽団創設の中心となった渡邉曉雄が初代常任指揮者を務める。
当初より幅広いレパートリーと斬新な演奏スタイルで、ドイツ・オーストリア系を中心としていた当時の楽壇に新風を吹き込み、大きなセンセーションを巻き起こした。
2016年6月に創立60周年を迎えた日本フィルは、この歴史と伝統を守りつつ、さらなる発展を目指し、質の高い音楽をお届けする「オーケストラ・コンサート」、音楽との出会いを広げる「エデュケーション・プログラム」、音楽の力で様々なコミュニティに貢献する「リージョナル・アクティビティ」という三つの柱で活動を行っている。
首席指揮者:ピエタリ・インキネン桂冠指揮者兼芸術顧問:アレクサンドル・ラザレフ
桂冠名誉指揮者:小林研一郎、正指揮者:山田和樹、ミュージックパートナー:西本智実
 
オフィシャル・ウェブサイト http://www.japanphil.or.jp
 
Q④ 日本フィルハーモニー交響楽団の魅力はどんなところですか?
また九州公演の歴史について教えてください。
 
日本フィルハーモニー交響楽団が「市民とともに歩むオーケストラ」を目指しているところです。
九州公演の最大の特徴は、1975年以来、すべての地域において市民の方々の自主的な参加による実行委員会で運営されていることです。
これは世界にも類をみない「市民とオーケストラによる音楽文化を作る共同プロジェクト」と言えます。
オーケストラの音楽は、人々を励まし、癒し、生きる力を与え、子どもに創造力、物事に立ち向かう勇気を与えます。
聴き手、そして作り手の皆様と日本フィルは、手を携えて真に地域に根ざした文化の発信に取り組み続けています。
 
Q⑤ 2月19日(火)市民会館シアーズホーム夢ホールで行われる「第44回 九州公演 日本フィル in Kyushu2019」の概要を教えてください。
 
開場:18時15分 開演:19時00分
全席指定、消費税込みで、S席7,000円、A席6,000円、B席4,500円、U25席3,000円
*未就学児童の入場は不可。
チケットのお求めは、熊本日本フィルの会、チケットドコサ?又は、熊日プレイガイド、大谷楽器
ピアノハープ社、古城楽器、ローソンチケット、チケットぴあ
お問合せ熊本日本フィルの会事務局:(平日11時~15時)電話:090-5941-3264
 
*今年から25歳未満の方を対象に3000円の割引チケットを設けました
 
Q⑥ 今回はどんな曲目が予定されていますか?
 
~ロシア・プログラム~
ムソルグスキー(R=コルサコフ編曲):歌劇《ホヴァンシチーナ》より序曲「モスクワ川の夜明け」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》
 
ロシアの人気楽曲による緩急に富んだカラフルなプログラムで、大編成のオーケストラサウンドを堪能できます。
 
Q⑦ 指揮の藤岡幸夫さんについて教えてください。
 
慶應義塾大学卒業。
日本フィルの指揮研究員を経て渡英し、英国王立ノーザン音楽大学(RNCM)指揮科卒業。
大叔父(祖父の弟)である藤岡通夫(みちお)さんは東工大教授で、昭和35年の熊本城天守閣再建の構造設計を行われています。
日本フィル九州公演は4回目の登場。
創立指揮者の渡邉暁雄先生の「最後の愛弟子」として、第14回(1989)九州公演に渡邉先生の“鞄持ち”として参加している。
現在、関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、BSテレ東の「エンター・ザ・ミュージック」で司会担当などでも活躍中!
 
Q⑧ 熊本公演のソリスト萩原麻未さん(ピアノ)について教えてください。
 
2010年のジュネーヴ国際コンクールのピアノ部門で日本人として初めて優勝されたことで注目され、国内外で活躍する実力派のピアニストです。
記者会見では、「念願の九州公演。コンチェルトでツアーができるのは本当に幸せです。
本番を重ねていくと、会場やお客様によってあたらしい感覚が生まれてくる。
まさに一期一会。チャイコフスキーのピアノ協奏曲、オペラのように弾きたいです」と話されました。
同席していた藤岡さんは「彼女は、すごく繊細な一方で、テンションの高い、ものすごい嵐のような、何か宿っているような感じでピアノを奏でられる方で、私はリサイタルをチケットを買って聴きに行きました」と話されました。
 
Q⑨ 九州10公演が予定されていますが、熊本公演の萩原さん以外にはどんなソリストの方がいらっしゃいますか?
 
ソリストが違うということで、熊本日本フィルの会の会員の方は、他の会場の公演にも足を運ばれたりするのでしょうか?
熊本演奏会時は、お客様を迎える主催者業務を行っていますので、演奏をゆっくり楽しんで聴くことができません。
ですので、可能な限り、福岡や大牟田など他公演地区へ足を運んでおります。
 
Q⑩ 今回の熊本公演の見どころ、またご出演者が楽しみにされているのはどんなところでしょうか?
 
記者会見で藤岡さんが、「展覧会の絵は、ただ“絵”を表現しただけの曲ではなくて、ムソルグスキーが唯一の友達だった画家のハルトマンが死んだことへの強い悲しみが込められた曲」だと話されていました。
演奏会の前には指揮者の藤岡さんによるプレトークもあります。
また、萩原麻未さんの何かがおりてくるような演奏が聴けたらと楽しみにしています。
 
Q⑪ 最後にPRをどうぞ。

○コンサートへぜひお越しください!
○事務局の仲間も募集中です。
「市民とともに歩む」楽団を一緒にわいわい、がやがや、楽しみながら育てていきませんか。
事務局には6組のご夫婦が活躍されています。
事務局の活動が縁でという方も数組。山口真紀子さんもその一人です
 
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FMK Morning Glory

「熊本の朝をさわやかに!」を合言葉にお届けしています。
毎週月曜~木曜の 7:30~10:34
パーソナリティ
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火曜・木曜 松村奈央
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