映画 「メリー・ポピンズ リターンズ」

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キネマのススメ


毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在上映中の「メリー・ポピンズ リターンズ」です。
 
実写とアニメーションを合成した、画期的で美しい映像で、アカデミー賞5部門に輝いた、1964年のミュージカル映画の傑作「メリー・ポピンズ」。
いまやスタンダード曲となっている「チム・チム・チェリー」や、「お砂糖ひとさじで」などは、みなさんも耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
今日ご紹介する映画「メリー・ポピンズ リターンズ」は、その「メリー・ポピンズ」の、55年ぶりとなる続編です!
 
“続編”といっても、50年以上前の作品ですから、「メリー・ポピンズ」自体を良く知らないという方も多いですよね。
「メリー・ポピンズ」は、イギリスの作家パメラ.L.トラヴァースが1934年に出版した児童文学「風にのってきたメアリー・ポピンズ」を原作にしたディズニーのミュージカル映画です。
主演は、当時ミュージカル女優として大人気だったジュリー・アンドリュースで、これが長編映画デビュー作でした。
当時、世界的大ヒットを記録したこの作品、第37回アカデミー賞では、最多13部門にノミネートされ、主演女優賞のジュリー・アンドリュースはじめ5部門を受賞しました。
いわば、ディズニーの古典とも言える作品です。
 
どんなお話かと言いますと、舞台は1910年、ロンドンの桜通り17番地に住むバンクスさん一家です。
バンクスさん一家は、厳格で融通のきかないお父さんと、女性参政権運動に夢中になっているお母さん、姉のジェーンと弟のマイケルの4人。
ところがこの子供たち、とんでもないいたずら者で、世話をする「ナニー」が、4か月間で6人も辞めてしまう有様でした。
「ナニー」というのは、子供達のお世話をする教育係のこと。
このバンクス家に、新しいナニーとしてやってきたのがメリー・ポピンズなわけですが、彼女は普通のナニーではなく、魔法が使えたのです!
ジェーンとマイケルは、メリー・ポピンズと一緒に、絵の中に入って遊んだり、煙突を通って屋根の上からの景色を眺めたり、様々な冒険をしながら、大切なことを学んでいく・・・という物語でした。
実写とアニメーションが融合した楽しい世界観は、素敵な音楽とともに、実にディズニーらしい作品になっています。。
 
さて、今回の「メリー・ポピンズ リターンズ」で描かれるのは、この1作目からおよそ20年後のバンクス家。
ジェーンもマイケルも、もちろん大人になっています。
しかしマイケルは妻を亡くし、彼の元には3人の子供たちが残されていました。
ピンチに陥ったバンクス家を救うため、メリー・ポピンズが再び現れます!
 
今回、メリー・ポピンズを演じるのは、「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラント。
ジュリー・アンドリュースのイメージがあまりに大きいため、彼女はあえて前作を見ず、原作からキャラクターを作りこんでいったそうですよ。
ゲスト・スターとして、名優メリル・ストリープや「キングスマン」でのヒットも記憶に新しいコリン・ファースなど豪華俳優も登場します。
さらに特別出演として、オリジナルの「メリー・ポピンズ」に出演していた名優ディック・ヴァン・ダイクが、クライマックスに登場。
93歳とは思えない華麗なステップを見せてくれますので、注目してくださいね。
 
監督は、「シカゴ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」のロブ・マーシャル。
前作の大ファンだという彼は、前作のハッピーな雰囲気はそのままに、今の最先端の技術をふんだんに取り入れた、よりファンタジックな映像を作り出しています。
 
大人にも、子どもの心を思い出させてくれる、楽しい作品です!
ぜひご家族でご覧になってくださいね。
 
今日ご紹介した映画「メリー・ポピンズ リターンズ」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■ユナイテッド・シネマ熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
この作品は、字幕版、日本語吹替え版の2種類が上映されています。
どちらの作品もクオリティが高いのですが、ファミリーで見るなら日本語吹替え版、デートで見るなら、オリジナルの歌声が楽しめる字幕版がいいかもしれません。
 
「メリー・ポピンズ リターンズ」オフィシャルサイト
 
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