特集

貴金属の刻印の秘密。

どうも、編集部員の松本です!
 
だいぶ暑くなってきたこの時期。
 
アクセサリーをあわせたファッションを楽しんでる方も多いのでは?
 
というわけで今回は、そんなアクセサリーに関する特集です。
 
貴金属についている、刻印って見たことありますか?
 
実はけっこう重要なことが書いてあるんです。
 
前に少しこのことについて話を伺ったんですが、改めて、上通買取プロみまきの、三牧さんに話を伺ってきました!
 
 
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ちなみに、この銀杯。
 
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裏返して。
 
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中央の部分にこんな感じで刻印があります。
 
 
ーーきょうは貴金属の表記なんかについて話を伺いたいんですが。
 
三牧さん:貴金属の表記・・・’というか、刻印があるんですが、みなさんがおつけの製品には、必ず刻印が入っています。金であれば、概ね「K」がきてそのあとに数字が書いてあります。18金と呼ばれるものは、「K18」という表記が入っています。外国のアクセサリーになると、これが「750」と書いてあります。とういう意味かというと、75%金が含まれているということです。それを、24分率で図りなおすと、75%は18ですから、18金となるわけです。
 
ーー18金ってよく聞きますけど、やっぱり18っていうのが多いんですか?
 
三牧さん:ほとんどが18金だと思います。純金はK24って書きますけど、純金はやわいので、加工しにくいとか、曲がったりするので、銀とか銅とか混ぜて、18金にしているのが多いですね。
 
ーー前に、純金は噛んだら歯型がつく、みたいな話していましたよね。
 
三牧さん:そうです、昔の人はやわさで判断してて、似たような色でも真鍮とかは噛んだら硬いので。昔のオリンピックの金メダルを取った方が噛んだ、みたいな話が噂で有りましたけど、そういう判断の仕方がありますね。
 
他にも、K14とか、K9とかの表記もありますよ。
 
ーーK9ってあるんですね。
 
三牧さん:これは、37%ぐらいが金ってことですね。
 
様々な表記があるんですが、みなさんに知ってもらいたいのは、いわゆるメッキ製品の表記ですね。金杯とかは、裏に刻印が入っているんですが、「K24 GP」とか、「K24 GF」とか書いてあるのがあります。これは、「GP」がメッキの表記。ゴールドプレーテッドです。「GF」がゴールドフィールド、こちらは金張りですね。どちらも、金を違う金属の上に張ってあるわけです。金色を塗っているわけでなくて、純金を使った金杯なんですが、中身は違う金属です。
 
また、ネックレスとかで、「K18 3M」「K18 1M」とか、数字とアルファベットの組み合わせの表記もありますが、これは3位クロンのメッキ、1ミクロンのメッキという意味なので、これもメッキ製品となります。
 
ーーということは、「K18」とか、「K24」とだけ書いてあったほうがいいんですか?
 
三牧さん:ただ、金でもちょっと色が違う金があります。いわゆるホワイトゴールドとか、ピンクゴールドとかですね。これは、違う金属を混ぜて色を変えているので、これはまともに金です。ホワイトゴールドは「K18 WG」、ピンクゴールドは「K18 PG」と書いてあるので、ちょっと間違えやすいので気をつけて下さい。
 
ーー日本の国旗みたいなやつが書いてあるものは何なんですか?
 
三牧さん:これは、造幣局が検定してOKをだした刻印です。国旗とダイヤの形の中に数字が書いてあって、プラチナだとPTと書いてあります。数字が純度を表していて、純金だったら「999(スリーナイン)」、「750」が18金という感じですね。これが入っているととても信頼度が高いですね。
 
お持ちのものを一度見てみると、面白いかもしれません。シルバー色をしているから銀だと思ったらホワイトゴールドだったとか、プラチナだったとか、色々とわかるのでチェックしてみて下さい。
 
 
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三牧さん
 
【上通買取プロみまき】
熊本県熊本市中央区上通町7-7 セブンビル2F A号
電話 096-354-5060
 
著:松本亮介