30〜35年支払う住宅ローン、うまい活用法って?!
最近、福岡に住む知人が新築マンションの購入を検討していて、まずは抽選に当たって、
その後ローン審査、購入となれば30年ローンで支払うことになる・・・
という現実を切々と聞いたもので、これは私も色々勉強しておかないと!と思い、
今回 取材に至りました。
お話をファイナンシャルプランナーで
「情報とせんたく」の代表ー吉井靖男さんに伺っています!
ー吉井さんのもとに「住宅ローン」の相談にみえる方はいらっしゃいますか?ー
吉井さん:ええよく相談にいらっしゃいます。
住宅ローンは、みなさんよくご存知の通り 大きく分けて
〝固定〟〝変動〟の2タイプですよね。
固定は金利が高め、変動は金利が安いものの、
途中 金利が上がった時に負担額が大変だろうな…
というリスクをみなさんお持ちのようです。
今は変動でもインターネットで申し込めるものもあり、
安いものだと0、04%の金利というのもあります。
★例えば、土地+建物代で3000万円のマイホームを購入し35年で住宅ローンを組むとします
変動金利の住宅ローンだと
パターンA)10万4千円/毎月払い
パターンB) 8万9千円/毎月払い
間違いなく世間一般の方はパターンBで申込されるでしょう!ここまではいいとします。
でも、私がご提案するのは、それから先です
例えば、パターンBで申込をし、
その上で(A−Bの差額)1万5千円を運用させお金を増やしていくという考え方です。
35年間パターンAを支払ったと思えば、
1万5千円を違うところで使うというのも有効な手段だと思いませんか?
例えば、その運用方法で1万5千円が効果を発揮すると
(5パーセント運用で10年)230万になるんですね。
その10年間で運用できた額を、繰上げ返済として住宅ローンに当てれば、
年老いて支払う額の負担が減りますよね。そうなると生活に余裕が出てきて旅行に行ける、
孫にお小遣いがやれる、家のメンテナンスやガーデニング、
車の購入などにお金をまわせたりする訳です。
ちなみに繰り上げ返済について言えば、インターネットで申し込んだ場合、
手数料ゼロのところもあります。
なので、繰り上げ返済に回したからといってデメリットはありません。
まぁ、申込をしたプランによっては繰上げ返済の手数料を取るところもありますので、
申込書や契約書をこの機会に確認してもいいかもしれませんね。
ーでは吉井さん、今すでに「住宅ローン」を支払っている方には・・・支払途中で固定→変動に変え、
加えて 毎月積み立てを始めたり、投資信託などでお金を一部運用させる方法に切り替える、
というのは遅いのでしょうか?ー
吉井さん:見直すのに早い遅いというのは(実際ありますけど)
考えなくていいと思います。
だって過去は過去、
これから先の未来を見据えて決断することこそ大事だと思いますよ!!!
私がよく言っていることとして『人生の成功は技術』
どうすれば人生を幸せに導いていけるか、
そのためには今 何をすべきか、早い段階でわかっていた方がいいんじゃないですか。
ですのでオススメしているのは、なんでも比較して検討してみるコト
①「住宅ローン」を固定にするか or 変動にするか
②生命保険は、終身保険でいくのか、掛け捨てでいいのか
③お金を貯めるのに金融機関に預けるのか、
もしくは投資信託などでお金を働かせる方法でいくか
この3点を知っていると・知らないのとでは、大きく変わると思います!
あなた自身、納得いくまで学んでみて決めてみてもいいのではないでしょうか?
吉井さん、今日もためになる情報 ありがとうございました
<取材・文 前園 絵吏>