もし、ストーカー被害にあったらどうすれば?!
昔から刑事ドラマを観るのが好きな私。
殺人事件や事故などは他人事で TVのフィクションのように感じていましたが、
色々と危険な世の中、いつ自分の身に危険なことが降り注いでくるか分からないですよね、、、
ちょうど!今日は月に一度の法律相談!!!の機会ですから、
弁護士法人「田中ひろし法律事務所」の田中裕司先生に
〝ストーカー被害について〟お話を伺ってきました。
先生宜しくお願いします
Q)ストーカーって、果たしてどこまでの行為をそう呼ぶんですか?
田中先生:これまで起こった犯罪などから
(通称)「ストーカー規制法」という法律ができています。聞いたことありませんか?
ストーカーと言われる行動は、恋愛感情や行為 もしくはそれが満たされない時に、
その人もしくは家族に対して待ち伏せをしたり、嫌がらせをする、
度重なる連絡や無言電話などをすることなどですね。
警察もなかなか事件になるまで取り扱ってくれない・・など、
過去そういった意見もありましたが、この規制法ができたことで、
迷惑行為と感じた時点で証拠(音声データや写真、動画)を提出することで、
警察も対応できるようになりました。
Q)証拠というのは、あったほうがいいんですね。
田中先生:そうですね。待ち伏せをされている写真や動画などは強力な証拠になります。
警察の対応としては、まずはストーカー行為を行う人に対し〝警告〟を出す、
それに従わない場合〝禁止命令〟を言い渡す、
それにも従わない場合〝刑罰を科す(100万円以下の罰金、もしくは受刑)〟ということになります。
Q)主に 女性がストーカーの被害に遭うことが多いと思うんです。
怖くて何もできない…とか警察がとりあってくれないんじゃないか?という不安がこれまであったんですが、
今日お話を聞いて、そうでないことに気づきました。ストーカー被害で困ったときは、警察を頼っていいんですね。
田中先生:ストーカーに限らずDV(ドメスティック・バイオレンス)でもそうですが、
自分が何らかの危険性を感じる場合、すぐ誰かに相談するなど、
日頃から危機管理をもって行動することが大事!ですね。
何度も交際を迫られたり、これまで交際していて別れた後 ストーカーのようになったり、と様々なケースがありますから。
オカシイと思ったら早めに行動することが身を守ることに繋がると思いますよ。
他にも、住所などがばれている場合、引越しをするという方法もあります。
お金もかかることですが、環境を変えてみるというのも効果的な手段ではありますね。
ほんとですね
今日は先生のお話を聞いていて、少し安心しました。ま、安心するには早いかもしれませんが、
こういう時はどうすればいいんだ、というイメージが湧きました。
〝自分の身は自分で守る〟誰もがわかっていることですが、いざとなるとなかなか一人では戦えないですらね。
相談する相手や、頼れる存在が近くにいることで救われたりします。
この取材が、悩んでる誰かのお役に立てたらうれしいです。
熊本県弁護士会所属、田中裕司先生にお話を伺いました。ありがとうございました
<取材・文 前園 絵吏>