2018年8月11日放送「第2回 小学校から玉名中学時代」

明治30年春、四三は春富村吉地小学校に入学した。自宅には、家族が「学校部屋」と呼ぶ四三専用の勉強部屋があり、家ではよく勉強したという。

四年間の小学校生活を終えると、四三は玉名北高等小学校へと進み、自宅から1里半(6㌔)ぐらいの道のりを走って通った。石ころだらけの山の中をある時は転んで膝小僧をすりむき、雨の日はズブぬれになりながら、四三は上級生の後を追っかけた。そんな日々を送るうちに、四三は、吸う息と吐く息をそれぞれ二度ずつに分けて呼吸すると楽になることに、ふと気付いた。小学校時代の韋駄天通学は、四三のマラソン人生の大きな礎となった。

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番組内容

日本人初の
オリンピック選手
金栗四三のものがたり

毎週土曜 10:55~11:00
【出演】本田みずえ

熊本に生まれた、日本初のオリンピック選手。箱根駅伝や熊日30キロロードレースの創設をはじめ、マラソンの普及と女子スポーツ振興に偉大な足跡を残した金栗四三の生涯を紹介します。

玉名市役所 金栗四三PR推進室