2018年11月17日放送「第16回 思わぬ見合い、結婚」
東京高等師範を卒業した大正3年、四三は結婚した。前の年、四三は、一番上の兄・実次から「養子に行ってはどうか」という便りを受け取った。玉名郡小田村の資産家である池部家に嫁いでいた親戚の幾江が、夫に先立たれ、子どももいないので、四三に養子になって家を継いでほしいというのである。たっての希望を実次は断り切れなかった。
卒業試験とマラソンの練習で頭はいっぱいの四三だが「東京にいてもいいのなら」と承知すると「それでは、ついでにお嫁さんも」と幾江が言い出して、結婚話が急浮上。思わぬ展開に面食らう四三だった。
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