2018年11月24日放送「第17回 アントワープ五輪、再び敗れた夢」
2度目のオリンピック予選で優勝した四三は、第7回アントワープ大会の日本代表に選ばれた。マラソンの4人を含む嘉納治五郎団長ら18人の日本選手団は、大正9年5月14日に横浜港を出港。アメリカ、ロンドンを経由し、四三は選手団より一足早くアントワープに入った。準備のためである。
ストックホルムでの体験を生かして、白夜でも眠れるように宿舎の窓に黒幕を張る。食事の面では、米や味噌などを取り寄せ、現地の日本料理屋に一切の面倒をみてもらうことにした。10日遅れて現地入りした選手たちは「さすが金栗さん、これなら日本にいるのとちっとも変わらん」と感謝した。
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