2018年12月22日放送「第21回 幻に終わった東京オリンピック」
紀元2600年となる昭和15年の開催を目指して、東京は日本初のオリンピック誘致に乗り出した。IOC委員・嘉納治五郎らの努力により、昭和11年のIOC総会で第12回オリンピックの東京開催が決定した。
組織委員会が結成され、本格的な準備がスタート。玉名郡小田村で家族と暮らしていた四三のもとに、嘉納治五郎から速達便が届いた。「君は日本人初のオリンピック選手だから、情熱も人一倍かと思う。オリンピックは国家の大事業だ。ぜひ上京して準備を手伝ってほしい」というのである。在京の先輩や後輩からも上京を要請する手紙が連日のように寄せられた。
この続きは、ポッドキャストでお楽しみください。