2019年1月19日放送「第25回 走れ二十五万キロ」
走ることを愛してやまなかった四三は、生涯でいったいどのくらい走ったのだろうか。熊本日日新聞に連載するため四三を取材した記者の長谷川孝道が、当時68歳だった四三に「これまでに、どれくらい走られましたか」と尋ねると「私ゃ数字に弱かもんなぁ。ああたが計算して下さい」と、逆に“宿題”が返ってきた。
長谷川は、四三が高等小学校に走って通学した1日往復12キロから始まって、東京高等師範以来の毎日の練習やレース、札幌-東京間、下関-東京間、そして九州一周のマラソン行脚など、意識して走った距離を足していったらなんと20万キロを超えてしまった。これは、3歳から68歳までの55年間、毎日10キロを走り続けた距離に匹敵する、すごい数字である。
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