12月11日 「CCN」代表理事 田中純さん
熊本地震発生から、間もなく約8ヶ月を迎えます。
今回は、改めて「震災後の心のケア」について、
心理教育カウンセラーで一般社団法人 コミュニティ・カウンセラー・ネットワークの
代表理事も務めていらっしゃる田中純さんにお話を伺いました。
東日本大震災が起こり、”心理的な専門家”が乏しい環境にあったとき、
心に傷を負ったまま時間が経ってしまい、
それによってさらに、こじれてしまう事を心配した田中先生が中心となり、
「コミュニティ・カウンセラー・ネットワーク」というグループが立ち上げられました。
「コミュニティ・カウンセラー・ネットワーク」とは、
被災者の身近な人たち、心の応急手当が出来る人たちによるネットワークです。
身近な人がお互いを支えあい、専門家も繋がり、
より効果的な支援が出来るように・・・という想いが込められています。
震災後、ストレスを抱える人たちは多くいらっしゃるかと思います。
そんなときは一人で抱え込まず、
誰かに話を聞いてもらう=悩みや不安を話す
ということが大事だと田中先生は仰っていました。
また、眠れない・食欲がないという時には
お医者さんに診てもらうことも大事との事です。
不安や悩みなどのストレスが大きくなり、
心身の状態が悪くなる前に、
気持ちを聞いてもらう・身体の状態を診てもらうことが大事なんですね。
ストレスは誰にでもあるということを理解して、
そのストレスを翌日に持ち越さないことも大事だということを
田中先生のお話で改めて分かりました。