1月8日 ピアニスト 中村天平さん
新年、明けましておめでとうございます。
2017年も、一つ一つの想いに寄り添いながら、
熊本の明るい未来へ向かって、一緒に歩んでいきましょう。
今回は、
日本はもとより、世界で活躍されている作曲家で、
国際的なピアニストの中村天平さんにお話を伺いました。
天平さんは、1995年に起こった阪神大震災で、
自宅が全壊してしまったそうです。
その時に、被災地が復興するまでの時間の長さを感じ、
「中長期的な支援が必要」だと思われたそうです。
そして、ピアニスト 天平として一人で活動する傍ら、
東日本大震災で被災した地域に、
音楽で復興のお手伝いができないかと考え、
有志のミュージシャンたちとピアノを寄贈する
「ライジングサン」というプロジェクトを立ち上げられました。
この「ライジングサン」はピアノを贈るだけでなく、
実際にミュージシャンたちが足を運び、
そのピアノで演奏して、被災者の方達との
コミュニケーションを取っていきたいという思いから
生まれたプロジェクトだそうです。
天平さんは音楽をツールに、
人と人とのふれあいを大事にしながら、
心の支援を続けていきたいと仰っていました。
今回熊本へ来られた時に、
長嶺小学校にも復興支援の一つとして伺ったそうですが、
子供達から合唱をサプライズでしてもらったそうで、
ミュージシャン全員が感動していた、とのことでした。
長嶺小学校以外にも、
熊本市内をはじめ、益城や南阿蘇など、
色々な場所で演奏を行い、
たくさんの人を”音楽”で楽しませてくださいました。
ミュージシャンの方達が、音楽を通して
私たちの背中を押してくれようとしているその気持ちが、
とてもありがたいですね。