8月5日 熊本市国際交流振興事業団
今回は、熊本市国際交流振興事業団の
多文化共生マネージャー、上田真実さんにお話を伺いました。
1993年に創立された熊本市国際交流振興事業団。
職員の方々は、熊本国際交流会館で働いています。
熊本地震の際は、外国人避難施設の開設、災害情報の提供、
避難所を巡回して、外国人が抱える不安や心配を聴き取り、
ニーズに寄り添った支援を行われました。
外国人住民側も、同じ国の人たちへの情報伝達や、
炊き出しを行うなど活躍されたそうです。
外国人住民も一体となった被災者支援が行えたのは、
日頃の繋がりがあったからこそなんですね。
また、このことで、2016年度国際交流基金「地球市民賞」を受賞しています。
事業団の災害対応は、各地の国際化協会などの注目を集め、
現在、全国で講演活動も行われています。
事業団の多文化共生事業は、多言語相談窓口、
多文化ソーシャルワーカーによる家庭訪問支援、日本語支援などもあるそうです。
災害時だけでなくとも、国際交流会館は、外国に関することでの
困りごとに力になっていただける場所だと思います。