ご機嫌いかがですか?千田浩未です。

9/8 熊本の街中で、好きな建物、ずっと残って欲しい建物、ありますか?

見上げた空は、どこまでも広がっていて欲しい。学生時代、北海道に行った時、乗ったバスが進む道が、見渡す限り前にまっすぐ伸びていて、その向こうに青空が見えた時、なんて気持ちいいんだろう、と思ったのを今でも覚えてます。

今年8月のある日、空を見上げたら、雲が虹色に輝いていて、あとで、それが「彩りのある雲」と書いて、彩雲と言うのだと知りました。広い空の下に木々の緑や海の青が広がっていると、閉じてた心が広がるのを助けてくれる気がして。

だから、先月末、熊本市が「まちなか再生プロジェクト」として、新しい建築物の高さの制限を、現在の55mから70mほどに緩和することにすると聞いた時、思ったのは「空、ちっちゃくなるんだなあ」ってこと。

実は、熊本市は2010年に「熊本市景観計画」というのを設定していて、

「建築物などの高さは、ランドマークとしての熊本城への眺望および熊本城天守閣からの眺望を保全するために以下の通りとする。〈一般地区〉海抜55m(緑のライン=本妙寺、花岡山などから中心市街地を眺望した場合、熊本城周辺の樹木の緑が形作る線)を超えないこと、とされています。

35年前に建てられた熊本市役所自体が高さ64メートルで、これを満たしていない感じがしているのですけれど、同じ計画で、〈熊本城特別地区〉に関しては、海抜50m(熊本城本丸の石垣の高さ)を超えないこと、という制限があって、これを聞いた時、ちょっと誇りに思えた生まれ故郷から、今、段々緑と空が消えていっている気がしています。

今回の決定は「世界に拓く城下町都市」を目指す戦略の一つらしく、中心地にホテルとか建てたいのかな、と思うのですが、高い建物がないと、本当に復興を加速できないのかなあ?って。古民家に魅力を感じる人も多いと思うし、下通りアーケード内で全国チェーンのカラオケ店や飲食店の看板が乱立してるのを見ると、せめて熊本城が見える風景の中に建つビルの「色合い」位は制限してしてもいいんじゃないか、という気がしています。

同時に発表された「外国人とともに発展する熊本宣言」「市歴史的風致向上計画」は、ありがたいと感じているのですけれど、見上げる空が広い熊本であって欲しいとも思う今日この頃です。

Kumamoto Curio, 提供は熊本での多言語表記を推進するKuma Visit.

今日のBGMは“Those Were the Nights” by Hunter Brothersでした。

番組内容

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