ご機嫌いかがですか?千田浩未です。

12/1いよいよ女子ハンドボール世界選手権始まりました! 海外から訪れる方と話をする機会、生まれるかもしれません。

AIが発達し、VoiceTraやポケトークなどの自動翻訳のアプリや機器が出てきたことで、語学学習する動機付けを持つのが難しくなった、または、そうしたテクノロジーがあるのだから、外国語をわざわざ学ぶ必要はない、という声を聞きます。確かにそう考えてもおかしくないほど、精度が高い機械翻訳生まれてきているのは事実です。

けれど、10月ラグビーワールドカップ・熊本のファンゾーンでボランティアをしていた時、フランスの方と翻訳アプリでやり取りしようと、スマホ画面に向かって話しかけてもらったのですが、その人のフランス語を、どうしても機械がうまく聞き取れず、4回ほどトライした後、諦めるしかありませんでした。そうなると、フランス語が話せない私と日本語が話せないその人とのやりとりは、英語。球磨焼酎の説明のお手伝いをしたのですけれど、翻訳アプリはまだまだ開発の余地があるということと同時に、外国語を実際に話すことのできる価値を再認識した次第です。

改めて今思うのは、もしAIを駆使して完璧に翻訳ができるようになったとしても、絶対奪われないもの、それは、語学を身につける楽しみ、そのものなのだと思います。外国語を学ぶのは、それが仕事で必要だから仕方無く、という方もいるかと思うのですけれど、そうした人も含めて、学んでいる途中で感じる言葉の面白さや、海外からの人と話をしていて通じた感動という、大きな楽しみをもたらしてくれることだと感じています。機械やアプリがあるからといって、そんな面白さや感動を奪われたくないなあって。

作家の多和田葉子さんの作品「献灯使」の世界では英語が禁じられています。冒頭、ジョギングという言葉が「駆け落ち」と呼ばれるようになっていることが語られます。「駆ければ血圧が落ちる」から。で、この表現について先日多和田さんが熊本でのイベントで語られた時、どんな英語に翻訳されているのかぜひ読んでみたいと思いました。というのも、この作品英訳され、アメリカで全米図書賞を受賞しているんです。文学作品はAIにとって大きなチャレンジの一つでしょうし、だからこそ、海外の方と関わりながら、この、人間らしさや創造性の溢れる言葉の世界大切にしたい、と感じる、今日この頃です。

Kumamoto Curio, 提供は熊本での多言語表記を推進するKuma Visit.

今日のBGMは “My Side of the Fences” by Taylor Swift.  

Personalityは千田浩未でした。

 

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
クラウドファンディングにより、リスナーの応援が作る新しいスタイルのプログラムです!

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