Wish happines 福冨有理さん

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ヒューマン・ラボ
あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
本日は、ひとり親支援・熊本地震復興支援で子供服の無償提供ボランティアを行っている
Wish happines(ウィッシュハピネス)代表・福冨有理さんがゲストでした。
 
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Q ウィッシュハピネスの活動を始めたきっかけは何でしょうか?
 

昨年の年末にインターネットで子どもの貧困の記事を見ました。
所持金が数百円しかないシングルマザーとお子さんがいらっしゃるという記事でした。
それは、お隣の福岡の話でしたが、熊本はどうなのかというと、
熊本も貧困率は結構高いと初めて知りました。
遠い海の向こうの話じゃなくて、本当に身近なところで起きているというのが、すごく衝撃的でした。
その時の記事で取り上げられていた「こども食堂」が熊本にもあったら良いのになと
Facebookに投稿すると、沢山の方々が賛同してくださいました。
何かきっかけがあれば、熊本にも「こども食堂」ができるのかもしれないと思って。
そんな経緯で作ったのがFacebookグループ(こども食堂を作ろう☆熊本)でした。
 

そこに同じ想いを持った方々が集まってくださいました。
ですが、グループを立ち上げたは良いものの、私がこども食堂を開催するわけでもないし、
つなげるぐらいしかできずにモヤモヤしていました。
 

その後、行政の中で離婚の相談をされている方とお話する機会がありました。
離婚相談は言葉の暴力も含めたDVが多いということや、離婚後に仕事も子育ても家のことも、
全部一人で背負う状況の方が結構いらっしゃるということを伺いました。
ただでさえ子育ては、肉体的にも精神的にも大変だと思うことが多いのに、
自分より厳しい状況の方々がいらっしゃる。
そのお母さんたちを応援できることが何かないのかと、ずっと思っていました。
 

その矢先に、熊本地震が起こりました。
震災後、ボランティアに行く友人が沢山いました。
自分も何かしたいと思いましたが、家のことや家族のことで身動きがとれずに、またモヤモヤしていました。
 

そこで感じたのが、私と同じようなお母さんたちも「何かしたい」と思っているけど、
家のことやお子さんがいるからそこまで動けないんです。
それでも何かしたいと思っている方がいる。
その小さなできることを集めたら、ちょっと大きいことができるのかなと思うようになりました。

 

Q 具体的な活動を教えてください
 

今年の5月から子供服の支援活動を始めました。
Facebook・LINE・ツイッターなどのSNSで子供服を提供してくださる方と、困っているご家庭を呼びかけました。
子供服の提供は全国、海外からも反響があり、これまでに100件以上の寄付をいただいています。
そうして集まった子供服をサイズごとに仕分け、トップスとボトムスをセットにしてパッキングし、
ご依頼のあったご家庭にお届けしています。


また、7月からはシングルマザー専用シェアハウスを開設するべく、ニーズ調査を開始しました。
どの地域にシェアハウスが欲しいか、どんなサポートがあったらいいか、など15問程度のアンケートです。
データ分析のために300件の回答を集めることを目標にしており、現在50件程度のご回答をいただいています。
まだまだ足りませんので、シングルマザーの方はぜひお声をお聞かせください。
アンケートにお答えくださった方の中から抽選でクオカードの御礼を差し上げる予定です。
また、シェアハウスとして提供する空き家をお持ちのオーナーさんや、
この活動に共感して資金を寄付してくださる方も随時募集しております。

 

Q 現在のメンバーの人数、役割、またどういった方が参加されていますか?
 

現在、物資提供、ご依頼の対応、子供服のサイズ仕分けやパッキングは、私と副代表の二人で主に分担しています。
他に中心的に運営をお手伝いしてくださるメンバーが数名います。
また、依頼に対して不足している服や靴をママ友に拡散して物資を集めたり、
配達のため県内各地に出向いてくれるメンバーが20名程度ご協力くださっています。
皆子育て中のママで、仕事や幼稚園への送迎の合間などに積極的に活動してくださいます。
また、ご依頼に対して揃った子供服をお渡しする際、
可能な方には熊本市北区龍田町弓削の雑貨カフェバンブービレッジさんに
取りに来ていただくようお願いしており、受け渡しに大変なご協力いただいています。

 

Q 熊本地震発生後、活動の中での出会いやエピソードなどがありましたら、教えてください。
 

佐賀県立唐津商業高校の学生さんが、何かできることをしたいと手作りの赤ちゃん用品を送ってくださいました。
それを赤ちゃんがいらっしゃる依頼主さんへ一緒にお渡ししています。
震災がきっかけですが、感動することが増えました。
 

又、子供服をお渡しする際に、生活状況についてアンケートにご回答いただいています。
これまでに集まった100件程度の回答を分析すると、色々な傾向が見えてきました。
困っているご家庭は、震源地の益城を中心に分布しているかと思いきや、
ご依頼の方のお住まいを尋ねると、熊本市各区、阿蘇など県内各地にばらつきがありました。
また、困っているご家庭はひとり親世帯が多いのかと思っていましたが、各家族が半数以上を占めていました。
その他、2~3割の方が震災のため休職、または職を失っていました。
子供服以外で何か困っていることはないかを尋ねると、
金銭的不安を抱えているご家庭が圧倒的に多く全体の3~4割を占めています。

 

Q 今後の活動予定を教えてください
 

子供服にお困りのご家庭は熊本県内だけでなく全国におられ、
最近では福岡や佐賀の方から支援を依頼されることも増えてきています。
今後は熊本地震からの復興のお手伝いをするだけでなく、
地震前から生活に苦しかったひとり親世帯や多子世帯、
そして県外からのニーズにも少しずつお応え出来たら、と思っています。
 

シングルマザー専用シェアハウス活動では、
クラウドファンディングや各種助成金へ申請していますが、とにかく開設資金が足りません。
引き続きアンケートへの回答と、寄付の受付を行っていきます。
運営しているメンバーも仕事・家事・育児をしながらですので、
バリバリと依頼に応えていくことは難しいかもしれませんが、
「できたしこ」を合言葉に長期的に活動を行っていきたいと考えています。
 

又、wishhappinesの活動ではありませんが、
震災直後に熊本に来てくださった絵本作家ののぶみさんの講演会を企画しています。
「ママがおばけになっちゃった」というベストセラーとなった絵本で有名な作家さんです。
 

4月末に2日間イベントを開催しましたが、沢山の子供たちやお母さんの笑顔にできました。
200冊の絵本をのぶみさんが自費で持ってきてくださり、一人ひとりに似顔絵のサインを書いてくれました。
震災から来月で半年となりますが、まだまだ大変な状況です。
そこで前回のイベントに携わったママと一緒に、これからも子供たちやお母さんを笑顔にしていきたいという思いで進めています。
 

日時は10/29土曜日、場所は東部交流センター。
大人3000円、子供300円です。
先着順にはなりますが、似顔絵つきサイン会も開催します。
事前予約が必要になりますので、お申込みお待ちしています。

 

Q 活動支援や参加希望など、お問い合わせ先を教えてください
 

子供服の活動では、先月末から急に肌寒くなってきたことで秋冬物のご依頼が増えており、
提供のお申し出と物資保管場所の確保の調整に追われています。
保管場所の運営資金の寄付や、子供服の配達にご協力いただける女性の方を募集しております。
シングルマザー専用シェアハウス開設活動では、空き家をお持ちのオーナーさん、
シェアハウスの開設後に子供への学習支援や家事サポート支援でご協力くださる大学生、
教員を退職された方、ママさんのボランティア、そして運営を続けるための寄付金を募集しています。
 

問合せ先はフェイスブックで「Wishhappines」と検索してください。(sは一つです)
https://www.facebook.com/Wish-happines-1008763879158722/?hc_location=ufi
090-2396-5363 福冨までお願いします。

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